この人と結婚するかも

「この人と結婚するかも」
美術館で学芸員をしている節ちゃん。
気になる男性を見るたびに「この人と結婚するかも」と思いつつ、未だに独身。
毎週通っている英語教室にケンという男性がやってくる。
最初は何も思わないようにしていたが・・・。
「ケイタリング・ドライブ」
料理研究家としてちょっと名の知れたサトル。
友人の真樹夫に頼まれ、清里まで24人分の食料を持っていくことになっていた。
初めから2時間の遅刻で現地へ向かう。
その間、真樹夫の妹、美絵のことを考えていた。

やっぱり中島さんの作品は面白いです。
「この人と結婚するかも」は、節ちゃんのキャラクターが面白い。
こんなにちょっと関わっただけで結婚するかも・・・なんて、あんまり思わないよね。
私も結構妄想癖があるけど^m^
好きな人とか、付き合っている人だったら、「もしもこの人と結婚したら・・・」なんて、考えたりは…したけど・・・。
ケンとの関わりは可愛らしかったと思う。
ケンが空気が読めない感じもわかりやすく伝わってきたし^^
これからどうなるのか気になる2人です。
「ケイタリング・ドライブ」も面白いです。
男性目線って、初めてじゃないかな、中島さん。
この男もなかなか面白い。
なんだかかわいいなぁと思ってしまった。
男性がこういう勘違いをしてるって思ったら、なんだか可愛らしく思います。
最後の雰囲気もいいよね。

〈集英社 2007.9〉H20.1.30読了