
ワガママで思いこみが激しい、女子力全開の華子。
双子の弟で、やや人生不完全燃焼気味の理科系男子冬冶。
今日も今日とて、新しい恋に邁進せんとする華子に、いろんな意味で強力な求愛者・熊野が出現。
冬冶も微妙に挙動不審な才女、雪村さんの捨て身アタックを受け…
騒がしくも楽しい時は過ぎ、やがて新しい旅立ちの予感が訪れる。
ふたりの恋と未来は?
あっという間に読んでしまいました。島本さんの新刊。
短編かと思いきや、連作短編だったのですね。
最初、2人は同棲しているカップルかと思っていたのですが、双子の姉弟とは。
2人ともくせのある性格でしたね〜。
華子は凄い。
私は1日も一緒に暮らせない。
ワガママで、身勝手で、彼氏もとっかえひっかえで。
私はきっと友達にはなれないタイプだな。
だけど、弟のピンチの時は、何だかんだでアドバイスをしたりする憎めない人なのかなとも思う。
冬治も普通の学生だけど、面倒なタイプだなとちょっと思った。
小さなことでも何でも考えすぎ。
もっと「何とかなるさ」って、考えればいいのになぁと思ってしまった。
でも、最後は、かっこよかったです。
そして、冬治と雪村さんの関係がなんだか学生の恋って感じで可愛らしかったです。
個人的には、熊野さんが好きかな^^
華子だって、結局は熊野さんに甘えてるんだろうなと思ったし。
島本さんの書く恋愛模様は好きですね。
〈角川書店 2007.11〉H20.1.13読了
同じく島本さんの恋愛モノ好きです♪
華子と冬冶の性格って、お互いがお互いに特徴的だから、一緒にいるうちにどんどん促進されていったのかもしれませんね。
やぎっちょは雪村さんのほうが一緒に暮らせそうにないです。。。