
アフリカの村。ある日、小さな男の子が母親の胎内から自力で生まれ出てきた。
そして、自分でへその緒を切ると自らキリクと名乗るのだった。
彼が生まれた村は今、窮地に立たされている。
魔女カラバの脅威に晒されていたのだ。
キリクの父親や村の男たちは、カラバに戦いを挑み、その結果みな彼女に喰われてしまった。
カラバの呪いによって村の泉は枯れ、黄金も奪われてしまった。
そんな中、キリクは“どうして魔女カラバは意地悪なの?”と村人に問いかける。
その質問に“お山の賢者”だけが答えられると知ったキリクは、さっそく会いに向かうのだが…。
制作年度 1998
制作国 フランス
監督 ミッシェル・オスロ
声の出演者 浅野温子 、神木隆之介
脚本 ミッシェル・オスロ
原作 ミッシェル・オスロ
音楽 ユッスー・ンドゥール
時間 約75分
なんというか・・・。シュールな感じですよね。
今のアニメーション技術を駆使したすんごい映像って言うわけではないんですが、内容がとっても良いんです。
絆とか、愛とかが詰まってるんです。
キリクは自力で生まれてきた男の子。
生まれた時から歩いているし、言葉も喋れるし、考え方もとっても大人。
小さいけどとっても強い、勇敢な子。
お母さんはキリクを放任している。
でも、表情には出さないけど、誰よりもキリクを心配するし、愛しているのだと言う事も伝わってくる。
その愛が、いいなぁと思うし、キリクが自分の事よりも先に人や村の事を考えているっていうのもまた凄い。
短い作品だけど、とっても考えさせられる、いい作品だと思います。
今は声変わりしちゃったけど、神木君のかわいらしい声も聞けます^^
特典映像のアフレコしている神木君もとっても可愛くてオススメです。