三毛猫ホームズの最後の審判

片山晴美は、旧友の桜井恵利から突然呼び出され、会ったとたん「1999年12月31日から、2000年1月1日になる瞬間に、この世の終りが来る」と言われた。
恵利の顔から表情が消え、目はうつろだった。
一方、片山義太郎は、高速道路の下を車で走行中、タクシーが降ってくるところを目撃!
奇跡的に助かった乗客の人気TVキャスター・立野里枝は、「運転手は、“天の声だっ!終りが来たっ”と叫んでカーブに突っ込んだ」と証言。
続発する“この世の終り”怪事件。
それらの背後に不気味に潜む“教祖様”に、おなじみ三毛猫ホームズ一行が迫る、シリーズ第36弾傑作。

〈光文社 2000.1〉