中庭の出来事

瀟洒なホテルの中庭。こぢんまりとしたパーティの席上で、気鋭の脚本家が不可解な死を遂げた。
周りにいたのは、次の芝居のヒロイン候補たち。
芝居とミステリが融合し、まったく新しい恩田ミステリの幕が開く―。

ようやく、ようや〜〜〜く読みました!
予約を待っていたのも長かったんですが、レーシック受けた時とかぶっていたので、たくさんは読めなかったんですよね。
ちょいちょい読んでいたので、凄く時間がかかっちゃいました^^;
いや〜・・・変てこな不思議な本ですよね。
でも、とっても恩田さんらしい作品でした。
理解するのが大変ですけど、是非ともこういう作品をもっと書いていただきたいですね。
戯曲と実際の話が交差して進んでいきますが、もうどれが本当の話でどれがお芝居なのか、途中で分からなくなります^^;
同じ状況が何度も出てきますし。
話の展開がゆっくり進んでいくのは「ユージニア」を感じさせますよね。
どうなるの、どうなるの〜って気になって読んじゃう^^
読んでいて、神谷さんとか芹沢さんとか、どっかで聞いた事がある名前だな〜と思ったら、何ですぐに気付かなかったんだろうか!「チョコレートコスモス」の監督と脚本家じゃないですかぁ!
凄い凄い^^リンクしてる。こういうの大好きです。
多分、私は全部を理解してはいないと思います。
でも、女優さんが自分を演じるって、難しそうな感じがするよね。
ドラマなら見たことがあるけど・・・。
是非とも、この舞台を実際に観てみたい^^理解がまだ出来てないから^^;
久しぶりに恩田さんの作品が読めてよかったです☆

〈新潮社 2006.11〉H19.3.7読了