図書館戦争

オススメ!
正化31年、全国の主要な公共図書館は警備隊を持つに至っていた。
その年、女性としては珍しく、防衛員配属を第一志望として図書館に採用された笠原郁。
持って生まれた運動神経と陸上部で培った男性に負けない基礎体力で、厳しい新入隊員訓練を乗り切った。
郁が防衛員を志望したのにはワケがある。
郁が高校生の時に、図書館隊に助けられたことがあるのだ。
その男性に対して憧れを持ち、本を守る仕事がしたいと思い、志願したのだった。
そして郁は、エリートと言われる図書館特殊部隊(ライブラリー・タスクフォース)に特殊防衛員として配属されることになる。

有川さん初読です^^
図書館学を学んではいますけど、全然違う世界ですよね。
知識を持っているとかいないとかは関係ないです。
でも、凄い世界ですね。
ありえない世界ですけど、実際にあったら嫌だなぁとは思います^^;
だって、本が簡単に手に入らないんですよ!?私は生きていけません・・・。
結構長い作品ですが、どんどん読めちゃいました。
話の流れも気になったんですけど、それより何より笠原郁と堂上篤の関係の進展が気になって気になって^^
堂上良いですね~。すっごく好きです。こういうタイプ。
リアルで好きなタイプではないですけど^^;小説の中ではこういう男性は魅力的です。
ただ、郁の事が好きなのかなって思ってたんですけど(堂上の正体も何となく分かりましたし)でも、そんな簡単な想いではなかったんですね。
それが歯痒くて歯痒くて。
堂上が郁って叫んだ時なんて、もうドキドキしちゃいましたよ~
最後にどっちかが怪我してどっちかが相手を抱きしめてどっちも無事だった事に安堵して好きだって言うとか、そう言う事をちゃっかり想像してたんですけど^m^
ヤバイ、妄想が・・・。
小牧幹久もいいキャラでしたね~。
堂上との関係が、部下?にとってはまさに飴と鞭だなぁと。
でも、小牧も言う時は言う所が魅力でもあります。
この2人の関係が、何だか他の小説とか芸能人とかアニメとかいろいろ人で想像が出来まして・・・。それはそれで楽しかったです^^
柴崎も手塚も玄田も出てくる人みんなが良かったです。
ただいうならば、私「ウザイ」とか「チョー」とかそういう言葉があんまり好きではないんですよね。
なので、郁の喋り方で、う~ん・・・って思うところがちょっとありましたけど。でもまあ、内容が良かったのでいいです。
「図書館内乱」も楽しみです^^

〈メディアワークス 2006.3〉H18.11.26読了