クドリャフカの順番―「十文字」事件

オススメ!
神山高校古典部の4人、千反田える、黒田里志、伊原摩耶花、折木奉太郎は厄介な悩みを抱えていた。
神山高校は文化系の部活動がとてもさかんで、毎年神山高校文化祭が3日間開催される。
その通称カンヤ祭で販売予定だった文集「氷菓」を30部刷る予定だったのだが、手違いで200部も用意されてしまったのだ。
3日間で全て売りさばかなければならない。
部員4人は文集をアピールさせようと数々の策に出る。
また同時に、五十音順に部のものが盗まれるという不思議な事件が起こる。
その事件は「十文字」事件と呼ばれ、学校内を騒がすことになる。
古典部は事件を解決し、文集を売り切ることが出来るのか!?

初米澤さんです!
皆さんが結構オススメしていたので、ずっと気になっていました。
ようやく1冊読めました〜^^
面白かったです!
まずは、不思議な古典部という存在が気になりますね。
伝統ある部活らしいですが、古典と無関係の活動をしている。
そして、いくつかの厄介な事件に巻き込まれ、解決もしているらしい。
今回も見に降りかかった大きな厄介事。
そして発生した大きな事件。
内容も面白かったし、小ネタも私には最高でした。
黒部VS谷の様々な対決や、奉太郎のわらしべ長者話。うまいな〜と思いました。
読んでいて思ったのですが、この作品、古典部シリーズの第3弾なんですよね・・・?
他作品で「氷菓」ってありましたし、もう1冊最後のページのほうに載ってました。
うあ〜〜失敗しました^^;見つけたら買って読んでみようと思います。
シリーズ以外でも!米澤作品、気に入りました!
あと最後に、奉太郎のお姉さんって何者なのでしょう?シリーズを読んでいけばわかるのでしょうか。
重要な鍵を握りまくっていましたよね・・・。

〈角川書店 2005.6〉H18.11.1読了