監督:ジャン=ピエール・ダルデンヌ , リュック・ダルデンヌ
Story
社会と若者をテーマに描いてきたダルデンヌ兄弟による感動ドラマ。盗みを働きながら暮らす20歳のブリュノは恋人との間に授かった子供を、まるで盗品を売りさばくのと同じように売ってしまう。希望を見出せない時代に...(詳細こちら)
映画紹介を見て、観てみたいなぁと思った作品。
やっと観れた。
予想通り、主人公の少年に対してずっと腹が立ってました^^;
20歳のブリュノは、”今”だけを見つめて生きている。
だから、今が楽しければ良い。今、お金があれば使ってしまう。
彼女のソニラは18歳だけど、子どもを産んだ事で、ちゃんと未来を見据えてようとしているのは伺えた。
2人はまだ学生のカップルみたいな風があって、いちゃいちゃするのが子どもだなと思った。この2人が夫婦?ムリだろ。って^^;
2人が子供の前でタバコをすっているのは、まだ子供なのかなとも思ったけど。
ブリュノは自分の子供ですらその場のお金のために売ってしまう。
そのせいで、誘拐犯として尋問されるけれど、彼女の事でも嘘を並べ立て、本人がいれば傷つく事を連発する。
観てたら本当に子供だなぁ〜と思って。腹が立ってきました。
親から離れて生活しているのは、まあ偉いとは思うけど。
子どもを売った後、「また作れば良い。」「2人の金だ。」「こだわるなよ。」そんな言葉を彼女に向けていた。
ボコボコに殴りたくなった(笑)
でも、そういう子供のような大人って、最近は多いのかなぁとも思う。私がいう台詞じゃないかもしれないけど。
命の重さがわからない。生きていく事の難しさ、大切さがわかっていない。
だから、全てが手遅れになってしまったときに、事の重大さを認識する。
それが凄く伝わってきて、怖くなった。
ブリュノのような人は、きっと多いんだろうな〜って。
ちょっと考えさせられる作品でした。
私も本作見たのでTB送らせてこうとしたら…反映されない(汗)
やはり夜間は送りにくいのかな…。
しかしなんともやり切れない話ですね。
タイトルの子供とは赤ちゃんだけでなく、二人の親そのものを指してますね。
子供を持ったからと言ってすぐ親になれるわけではない、とは思いますがそれでも親であろうと努力して欲しいです。
苗坊さんの言われるように、いまはブリュノのような人って多いんでしょうね。
なんか悲しくなります(ー"ー)