
オススメ!
リーダーの成瀬は嘘発見器人間の公務員。スリの名人である久遠。嘘だらけで演説の達人である響野。紅一点は精確な体内時計の持ち主である雪子。
4人は百発百中の銀行強盗である。
今回も緻密な計画を経て銀行強盗を企てた。
しかし、思わぬアクシデントに見まわれる。
逃走中に同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯と遭遇し、「売上」ごと車を盗まれてしまう。
奪還しようとするが、本物の殺人事件に遭遇し、雪子の息子慎一がいじめられそうになっているのを知り、また本物のワルにも目をつけられる。
4人の運命はいかに!?
ず〜っと前に買っていて、読むタイミングを失ってしまった作品。
ようやく読めた^^;
映画化されるときに読もうと思ったんだけど、その機会すら失い・・・。
何故か最近読んでみようと決意し、読みました。
ちょっと久しぶりの伊坂さん。
やっぱり期待通り。いや以上!
面白かったです。
何度も展開の変わるどんでん返し。
2つの事件の交差。その結末。
X氏が誰なのかは予想がついたんだけど、最後の最後はこうくるかぁ〜と思ったね。
すご〜くスカッとしました。
もう1回最初と最後だけ読み返したんだけど、それで改めてわかることもある。
すごいな〜伊坂さんはやっぱり凄い。
映画も見たくなってきた。
映像化はあんまり好きではないけど。
あとがきに伊坂さんが映画のことを書いていた。
90分の映画が好きって。
私もそうだな〜
2時間を越えると疲れちゃうの。
どうしてもだら〜っとしてしまう部分が私の中であって。
感じない映画ももちろんあるけどね。
90分だったら最初から最後まで疲れないで楽しめる^^
この作品も90分くらいなのかな・・・。
〈祥伝社 2003.2〉H18.8.26読了