きみのためにできること

俊太郎と日向子は高校生の時から付き合って5年になる。
日向子の家は酒屋を営んでおり、俊太郎はADとして音声の仕事をしている。2人は今、遠距離恋愛だ。
2人の会話はパソコンのメール。電話は、日向子の父が、2人の交際を快く思っていないため、あまりしていなかった。
俊太郎は、ディレクター2人とタレントと4人でロケへ行くことになった。
タレントの名は鏡響子。密かに俊太郎がファンである女性だった。

村山さんの、初読作品です。
俊太郎と日向子のカップルがほのぼのしていてかわいいです。
家が、代々伝わる家業だったりしたら、子どももプレッシャーを感じちゃうよね。
付き合っている相手も。
だから、俊太郎はちょっと寄り道しちゃったのかなぁ・・・。
まあ最後には、自分にとって何が大切で、誰と一緒にいたいのか、分かったからいいんだけどね^^
結構好きです。
これを読んでから、村山さんの作品を読むようになったしね^^

〈集英社 1996.11〉