僕が笑っている理由(わけ)

3歳の時に両親が離婚し、叔父の家で生活をする。
後の母と暮らすようになり、再婚。家でも学校でも続くイジメ。
それが下火になると立て続けに襲う停学、退学処分。家業の倒産。
スカウトされ、俳優になる決意をし、立ち直るきっかけを掴んだ途端、重病になった父。
そしてみつけた小さな家族。
筆者のこれまでの軌跡が、赤裸々に描かれている。

俳優の金子貴俊さんのエッセイです。
何となくは知っていたけど、ここまで凄かったとは・・・とびっくりでした。
ずっと大変だったんだね。
立ち直って、俳優を一生懸命している金子さんはカッコいいよ。
子どもでも、小さくても、親や周りを見ているんだなぁと本当に思った。
両親の辛い顔、怖い顔。だから子どもなりに気を遣って、幸せになりたいっていう想いがひしひしと伝わってきた。
これからも、応援するよ!

〈集英社Pe文庫 2004.3〉H18.6.7読了