プリズンホテル

小説家の木戸孝之介は、母親に捨てられ、父親も亡くなり、身内は叔父の木戸仲蔵だけとなった。
その叔父が、ホテルのオーナーをすることになったという。
全く興味はなかったが、叔父の遺産を手に入れるため、秘書である田村清子と一緒に「奥湯元あじさいホテル」へと向かった。
そこは、ホテルではあるがヤクザの集まりを感じさせる不思議なホテル。
客も、一風代わった人たちばかりだった。

これ、7年前にドラマ化されているんです。
知っている人、いますかね?
主人公孝之介は松本明子さん。秘書はイノッチ。仲蔵は武田鉄也。支配人は北村総一郎。と、結構豪華。
本では主人公は男。秘書は女なのですが、ドラマでは逆。
イノッチは清次という名前でした。子どももいるの。
すっごくヘタレな秘書と、勝気で暴力を振るうけど、心に傷をもつ孝之介の話。
結構好きでした。
実は、原作よりも好きです。
言っちゃいけないよね^^;
でも、ドラマのほうがわかりやすくて、ちょっとバカっぽいところが好きだったの。
小説は何冊もシリーズとして出ていますよね。
読みたいとは、思ってます。

〈徳間書店 1993.12〉H13.9.30読了