格闘する者に○

オススメ!
マイペースに過ごす女子大生の可南子に忍び寄る就職戦線。
漫画大好き→漫画雑誌の編集者になりたいと、活動を始めるも連戦連敗、内定ゼロ。
呑気な友人の仁木に砂子。ワケありの家族。
歳の離れた書道家との恋。
格闘する女子大生の青春の日々を送る。

面白かった!想像以上でした。
これがデビュー作なんて、凄いなぁとおもいます。
主人公が今の私と同い年。
就活私もしている段階だから、親近感は沸く。
ただ・・・甘い!
と、突っ込みたくなりました^^;
就職難で、私(私だけ?)すっごく苦労しているというのに。
北海道限定にしているのが原因?のせいだと思うのだが。。。
活動は年明け1月からしているし(北海道はちょっと遅め)会社説明会は45社行ったし、面接も20社受けてるのに、内定もらえてないのよぅ。
可南子のような奴がそう簡単に内定取れてなるものか!
・・・な・ん・てね
張り合ったってしょうがない。私、すごく性格がわるい・・。
今読めてよかったと思います。高校生の時に読んだってわからないもん、この辛さ。
ちょっと現実感がなくて、だからか凄く引き込まれる。
やっぱり三浦さんはいいなぁ。
でも、三浦さん、漫画について詳しすぎ^^;
そして、K談社のことをこんな風に書いていいのか、ちょっと心配。
「極め道」で、「私のような小説家には、こんな大手からオファーはこないから平気なの。」って言ってたけど、私は来るような気がするんだけどなぁ。
面白いもん。

〈新潮社 2000.4〉H18.5.23読了