
東野秀行はチェロのプロ奏者である。
しかし、食い扶持は少なく、生活は良くはなかった。
秀行は、脳に障害を持つ浅羽由希を指導する事になった。
由希の隠れた音楽の才能に圧倒される。
だが、それは才能ではなく、人の真似。
由希は「自分の音」がなく、東野は独自の音を出させようとする。
98年にドラマ化されていた「ハルモニア」の原作。
キンキの光一君と、中谷美紀さん。今考えると、お2人とも若いわ〜^^;
私は弟役の人目当てで見てたんですけど^^;
ちょっと内容は違っていたけど、結構面白かった。
音楽が小説に出てくると、何だか素敵になる。
何というか・・・幻想的?
2人が素敵でした。
〈マガジンハウス 1998.1〉H14.1.5読了
篠田節子さんって、音楽や楽器が出てくる本を何冊か書いてらっしゃいますが、表現がとても細かくてリアルですよね。
私はてっきり音大出なんだとばかり思っていましたが、確か違うような・・・。
すごく取材が丁寧なんだな〜と思ったことがあります。