春のオルガン

隣の家の主のせいで、家族がこわれてしまったというテツ。
昨日、小学校を卒業し、ずっと自分が怪物になる夢と頭痛に悩まされているトモミ。
そんな2人がであったのは、おじさんのようなおばさんと、捨てられたたくさんの猫達だった。
そんな人たちに少し癒されながら、
2人はバスの中で暮らしていくことを決めた。

家庭が崩れていっていて、それに戸惑っている子どもの心情が良く書かれているなぁって思った。
葛藤とか、どうしたらいいのかわからない子ども達。
信頼できるのが姉弟2人だけで、寄り添って生きていこうっていうのが伝わってきた。
ちょっと切ないけど、良かったよ。

〈徳間書店 1995.2〉H15.2.23読了