チルドレン

オススメ!
「バンク」
そもそも何がいけなかったのか。
一応(!)友人の陣内と終了時間ギリギリに銀行に入ったら、銀行強盗と遭遇してしまった。
そこで2人は、永瀬という目の見えない成年と出会う。
3人は無事に銀行を出ることができるのか。
「チルドレン」
武藤は家裁調査官で、少年事件を担当している。
先輩の陣内に「お前の大事な子どもが誘拐されていた」といわれる。
その子どもは、確かに自分の大事な子どもだった。
「レトリーバー」
優子は学生時代を思い出していた。
彼氏の永瀬と、永瀬の盲導犬のベスと、失恋をした陣内を見届け、飲み物を買いにいった陣内を待っていたときのことだ。
2時間同じ公園のベンチに座っていた優子たちは、周りの人たちも2時間同じ場所で過ごしていたことに気づく。
「チルドレン供
武藤は家事事件担当に移っていた。いま、親権を譲らない夫婦の話でもめている。
陣内は、父親を軽蔑している少年の面倒を見ている。
またしてもいい加減なことを言う陣内。
夫婦の夫と少年にライブに来いと行っている。
「イン」
デパートで陣内がライブをするらしい。
永瀬と優子とべスはライブが始まるのを、まっていた。
飲み物を買いに行ってくる。と言ったっきり、優子はなかなか戻ってこない。
隣に陣内が来たらしい。
陣内だと本人はいうが、べスの様子がおかしい。
本当に、隣にいるのは陣内なのか―――?

「バンク」「チルドレン」「レトリーバー」「チルドレン供廖屮ぅ鵝廚裡喫圓ら成る短編集。
でも、5つの話は登場人物は微妙につながっています。
1つ1つ、事件が起こる。それを解決していくんだけど。
どの話にも、陣内という男が出てくる。
この男が最高で。
めちゃくちゃなんだけど筋が通っていて、いいかげんなんだけど真剣そのもの。
こんな人が日本にたくさんいたら、きっと日本は変わると思う。
陣内はもちろん、鴨居も永瀬も優子もべスも大好きです。
目の見えない永瀬に対して言った言葉。
素直にそういえる人は凄いと思う。

〈講談社 2004.5〉 H17.2.26読了