ささらさや

オススメ!
突然の事故で夫を失ったサヤ。
身寄りがなく、側にいるのは赤ん坊のユウスケだけ。
また夫の両親から、ユウスケを引き取ろうと圧力をかけてくる。
サヤとユウ坊は「佐々良」という街へ引っ越すことになる。
そこでは数々の不思議な事件が起きる。
しかし、サヤが困ると夫が姿を変えて2人を助けてくれた。
また、久代、夏、珠子という3人のおばあさんや、エリカとダイヤという親子とも仲良くなる。
サヤは一人ではなくなった。
だが、夫の両親の圧力は消えることはない。
そんな時ユウスケが誘拐される。

サヤは凄く弱くて、内気で、一人では何もできないような人。
お母さんなのに、ずいぶん弱いなぁって思った。
凄く弱くて頼りないから、夫さんもサヤを一人にはしておけないと思って成仏できていなかったんだよね。
でも、違ってた。
サヤはユウスケのことになったら、誰よりも強くなれる立派な母親だった。
サヤと夫がお互いを思う姿が素敵だったなぁ。
本当に愛し合っていたんだなって言うことがわかる。
夫の言う、馬鹿っサヤって言う言葉、好きだなぁ^^

<幻冬舎 2001.10> H15.3.4読了