リズム

13歳のさゆきの周りには、姉と、従兄弟の高志と、その弟の真治。
そして幼馴染の気弱なテツがいる。
特に小さいころからずっと好きな真ちゃんと一緒に過ごす時間が多かった。
今、姉は高校受験を控えており、家の中はぴりぴりしている。
高志と真の親が離婚をするという。
そして、大好きな真ちゃんがミュージシャンを目指して上京するらしい。
さゆきの周りの環境が大きく変化しようとしていて、心が焦っていた。

さゆきがかわいいキャラクターだなと思った。
喜怒哀楽?がはっきりしていて、凄く分かりやすい。
真ちゃんがいなくなるって分かったときも感情むき出しだし。
本当に好きだったんだなぁって言うのがわかる。
ラストの真ちゃんの言葉が素敵だったよ。

〈講談社 1991.5〉 H15.5.4読了