「桃太郎は盗人?」という衝撃的な見方に出合い、“「人と鬼」の巨大な謎の解明に近づいた"と椎名誠さんに評された前作。それ以来も桃太郎を探求を続けたよつばさんが、今度は驚きの「桃太郎はお嫁さん探しの話」というものに出合います。日本各地の伝承昔話を読み比べ、一般に知られた桃太郎を新たな視点で読み解いた文部科学大臣賞受賞作。
前作に次いで桃太郎について調べ、中学生の部で文部科学大臣賞を受賞したよつばさんの作品です。中学生で2冊目というのが凄いですね。そして調べている内容もレベルアップしている…凄い。
新型コロナウィルスにより、自粛を余儀なくされ、行きたくても行けない、読みたくても読めない環境の中、よくぞここまで調べ上げたなと思いました。
そもそも桃太郎の話の中に嫁探しというくだりが存在したということすら知りませんでした^^;
桃太郎のお話と言っても年代や地域によって本当に様々なお話があるんだなと思いました。勉強になります。
私、博士ちゃんが大好きなんですよね。1つのことをに興味を持ってとことん調べまくっている人の話って本当に面白いです。そしてとても分かりやすい。私は日本史が好きなので特に日本史に関することがテーマだとワクワクしながら見ています。そのワクワクを本でも感じられるなんて本当に素敵。面白く読みました。
これからも研究を続けていってほしいです。
<新日本出版社 2022.5>2023.8.23読了