苗坊の徒然日記

読書とV6をこよなく愛する苗坊が気ままに書いてます。 お気軽にどうぞ。

チャーリーとチョコレート工場4


Story
鬼才、ティム・バートン監督がジョニー・デップを主演に、ロアルド・ダールの名作を実写化したファンタジー。世界中から選ばれた5人の子供たちが、世界的なチョコレートブランド“ウォンカ”の謎めいた工場見学に訪...(詳細こちら

この作品も、ずっと見たいと思っていたの〜^^
面白かったです。
本当に、ジョニー・デップはいろんな役が似合うというか、こなせるのね。
凄いわ〜^^
「ネバーランド」を見て、すっかりはまった私ですが。
子役の子も一緒なんだよね?違ったかな?
チョコレート工場は、ちょっと怖いけど、子どもなら1度は行ってみたいって思えるような場所だよね。
私も行ったらきっとはしゃいじゃうわ^^
でも、テーマの中に「家族」って言うのが入ってくるとは思わなかったな。
チャーリーは両親と祖父母4人との7人家族。すっごく貧乏だけど、幸せな家庭。
チャーリーがいい子なのよね〜。
自分の事よりも家族の事を心配する、可愛い子なの。
ウィリー・ウォンカは一方家庭を捨てた男で邪魔だと思ってる。
でも、チャーリーと会った事で、変わっていくのよね。
おお、こういうテーマもあったのね。と思いながら見てました^^
面白かったけど、チャーリー以外の4人の子ども達はムカついたなぁ・・・。

追憶のかけら 貫井徳郎5

追憶のかけら

オススメ!
国文学の講師をしている松嶋は、果菜という娘がいる。
しかし、今は一緒に暮らしてはおらず、妻の両親と一緒にいる。
妻の咲都子は交通事故で3ヶ月前に死んでしまった。
しかも、夫婦喧嘩をして実家へ帰っていたときに。
その原因がまた厄介だった。
咲都子の両親は果菜を松嶋へ引き渡そうとはしない。
義父は同じ大学の教授で、従わなければ職を失う可能性もある。
ある日、増谷という男が現れた。
50数年前に自殺をした、佐脇依彦という作家の未発表の手記を、読んでほしいのだという。
この作品を読み、論文を書けば、義父にも認められ、果菜を取り戻せるかもしれない。
そう考えた松嶋は、この原稿を引き受けることを決意する。
しかし、条件があった。
佐脇依彦の自殺の真相を、調べてほしいというのだ。

貫井さん初読でした〜。
面白かったです。というか、深い。かな。
分厚い分、一筋縄ではいかなかったね。
私の考えは浅かった^^;
佐脇の手記もまた楽しめた。昔の仮名遣いで、難しかったけど、段々読み慣れていったし。
手記が終わった時、謎が闇の中で、え?って思ったんだけど、そこからが長かったのね。
松嶋もまた、佐脇のように、恨まれる覚えはないのに窮地に追い詰められていく。
読んでいてハラハラしてしまいました。
お陰で一気に読んでしまって、寝不足です^^;
にしても、もんのすごくいろんなものが入り混じっているっていうか、深いというか・・・。
よくもまあ、こんな事が思いつくもんだ。
真相がわかったときは、腹ただしかったなぁ・・・。
最後は結構感動ものでしたね。
貫井さんの本、好きです。

〈実業之日本社 2004.7〉H18.7.12読了

三毛猫ホームズの感傷旅行 赤川次郎3

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「トイレに行ってくるから、あの女を見張っていてくれ」警視庁の片山は、顔見知りの刑事に見張りの代役を頼まれた。
女は、二十四、五歳でなかなかの美人。……と、女は動き出し、仕方なく片山は後を追って列車に乗った。ところが、なんとその列車には、晴美や石津、ホームズまでが乗っていて……。

〈光文社 1986.4〉

まほろ駅前多田便利軒 三浦しをん5

まほろ駅前多田便利軒

オススメ!
多田啓介は、東京のはずれのまほろ市で、便利屋を営んでいる。
チワワを預かることになったのだが、その犬を見失い、探していたところ、駅で犬を抱えている男を見つける。
その男は、多田の高校時代に変人といわれていた行天春彦だった。
離婚して、一文無しというのだから追い出すわけにも行かない。
行天は多田の家に居候する事になる。

面白かったですね~^^さすが三浦さん。
男2人だからまず「月魚」を思い浮かべたけど、そんな関係ではまったくなく。
犬を預かったり、依頼人の代わりに見舞いへ行ったり、小学生の塾帰りの男の子の送り迎えをしたり、仕事は多種多様。
っていうか、便利屋だもんね。
多田も行天も不思議な雰囲気があるけど、それはやっぱりいろんな過去があるからなんだろうな~と思いつつ読んでました^^
仕事の解決方法とか、2人の関係とか、清々しいというか読んでいて気持ちがいい感じがしました。
にしても、直木賞候補になるとはビックリ!
獲ってほしいけど・・・伊坂さんもとってほしいし・・・
う~ん・・・。
ま、それはなしとして。面白いです^^

〈文芸春秋 2006.3〉H18.7.8読了

雪の夜話 浅倉卓弥4

雪の夜話

相模和樹は高校生の時、真夜中の公園で、真っ白なダッフルコートを着、フードを被った雪子という少女に出会う。
その7年後、和樹はデザイン事務所でアルバイトをしており、その業績が認められ、商業デザイナーとなる。
しかし、上司から期待されるが故、同僚からの嫉妬から事務所に居辛い状態となり、会社を辞めることを決意。
実家に戻ったものの、家族とも上手くコミュニケーションがとれず、ここでも自分の居場所を見つけられないでいた。
雪の降りしきる深夜、懐かしさもあり、公園へ向かった。
そこに、全く変わらぬ姿の雪子がいた。

はい〜3冊目です^^
結構分厚い本でしたが、あっという間に読んでしまいました。
雪子という少女の不思議さや、雪の降る情景は上手いと思いましたね。
この舞台も札幌なのでしょうか。
札幌に住んでいる私としては、是非ともモデルとなっている場所があれば探したい!^^;
キレイでしたね。風景が。
でも、朝倉さんの作品を3冊読んで感じた事。
登場人物の語る文章が長い!って思ったのね。
和樹も夏子もお父さんも雪子も、長い台詞というか・・・語りがあるんだけど、それがどうしても現実味を帯びないんだよね。
世界に入り込んでいるのに、途切れちゃう感じがするの。私だけ?
内容は素敵だと思います。
雪子とであった事で、和樹は精神的に大人になれたようにも思うし、家族との壁もなくなって言ったと思うし。
そして、最初に「北緯四十三度の神話」を読んでしまったために”雪子”の事は素通りでしたが、ようやく謎が解けました。
でも、この本を読んだあと、雪子や夏子が出てくるシーンを読み返したんです。
そしたら、夏子の名字のことがやたら細かく書かれていたり、お兄さんにやたらなついているっていう話が出たり、夏子が薬学部だって話が出ていたり、この本を読んだ跡に読めばわかった発見がたくさんあって、ちょっと読む順失敗したなぁと思いました^^;
まあ、ちゃんと確認したからよかったけど。
さあ、あと1冊でコンプリートだぁ!

〈中央公論新社 2005.1〉H18.7.6読了

ハチミツとクローバー 試写会5

ハチミツとクローバー

人が恋に落ちる瞬間を初めて見てしまった。
手先は器用だが、人間関係は不器用で、ちっとも美大生らしくない竹本(桜井翔)
クールで優しい真山(加瀬亮)
天才的な才能を持ち、突然いなくなってはふらっと帰ってくる森田(伊勢谷友介)
彼らは浜美大に通っており、貧乏だが、楽しい大学生活を送っていた。
そして春、花村先生(堺雅人)の従兄弟の娘、はぐみ(蒼井優)が入学してくる。
天才と言われ、特待生として入学してきたはぐみは注目の的。
一気に竹本は、はぐみに惹かれた。
一方、真山はバイト先の建築デザイナー理花(西田尚美)に惚れている。
しかし、彼女は死んでしまった夫(田辺誠一)の事が忘れられない。
理花のことを諦められない真山のことが、あゆみ(関めぐみ)は好きだった。

初めて試写会が当たって、昨日行って来ました。
漫画は全く見たことがありません。
公開されて、ほとぼりが冷めたら読んでみようかと思ってます。
キャッチコピーの通り、「甘く切ないラブストーリー」ですな。
私はこういうの、好きです。
青春っぽいの大好きなので^^翔君可愛かった☆
蒼井優も可愛かったなぁ・・・。前は結構癖のある役を見たんだけど、やっぱり女優さんだね。素晴らしい。全然違う。
ストーリーになんでキャスティングを入れたかというと、名前と顔が最初、一致しなかったのです^^;(男性陣が)
中村獅童さんも出てるっていうのに、いつ出てくるんだろうって気になったし^^
こんな大学生活は素敵だなぁと思う。
皆不器用に、一生懸命生きているのね。って言うのが、伝わってきます^^
こんなかわいらしい恋がしたい。

そういえば、舞台挨拶があるってはがきに書いてあったんです。
もしかして翔君が!?
って思ったのは私だけじゃなかったらしく。
前を陣取っていた子達が「翔君!翔君!」って手拍子してたの。
うるさくて困った。
そして、確かに舞台挨拶はあったのですが、監督と関めぐみさんが来たんですね。
それを知った後の会場の雰囲気は最高でした。
その子達への失笑^^;正直いい気味だと思いました。だってうるさいんだもん。私も翔君は見たかったけどさ。
だけど、関さんはきれーだったよ〜。
スタイルいいし、足が長いし。女優さんって凄いと思ってしまいました。
学生限定の試写会で、女性ばっかりだったのですが、近くにいた男性が「久しぶりにいい映画を見た。」と言っていたので、きっと男女問わず楽しめるのかなと思います。

ティム・バートンのコープスブライド5


Story
『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のティム・バートンが贈るストップモーションアニメ。ひょんなことから死体にプロポーズしてしまった青年・ビクターと、その言葉を真に受けて死界から蘇ったゾンビのドタバタ...(詳細こちら

就職が決まるまでは映画断ちしていた私^^
ようやく解禁です。
で、時間がちょっとしかなかった時に見れたのが、この作品。
結構これは大変だったみたいですね、編集とかいろいろ。
ミュージカル調なのは良かったんですけど、若干多かったかなぁと思ったのが正直な感想^^;
でも、よかったですよ。
ストーリーもかわいらしいし、ビクターもエミリーもビクトリアも好きです。
人を思う心は生きていてもそうでなくても変わらないって、素敵だなぁと思います。
台詞の中で、「身体の痛みは感じなくても、心の痛みは感じる」という言葉があったのですが、それが結構印象的。
死者なんだけど、人としての心は持ち続けているのが、何だかとても良いと思ったんだ。
ラストはびっくりでした。凄くスッキリしましたね。
切なくもありましたが。
これから、読書はもちろん、映画もたくさん見ていきたいと思います☆

夢はトリノをかけめぐる 東野圭吾4

夢はトリノをかけめぐる

冬季競技が大好きな作家東野圭吾が、人間となった(!)猫の夢吉と共に、競技を取材し、オリンピック開催中のトリノへ向かう。
強行スケジュールの中、彼らは様々な競技を観戦した。
その中で夢吉が得たものとは!?

トリノ五輪・・・今年開催されたのに、結構前に感じるな〜。
この本を読んで、冬季競技の多さや日本人がどれだけたくさんの競技に出場し、活躍されていたのかが、わかったと思う。
メディアはやっぱりメダルを求めるから、私はテレビではフィギュア、アルペン、モーグル、スピードスケートくらいしか、見てなかったな。
日本の成績は金メダル1つ。確かに低迷しているのかもしれない。
実際冬の競技は子ども達にはあまり人気はなくて、人や資金が不足しているって言う事もよく耳にする。
でも!日本人はオリンピックという大舞台で競技をする出場権を得て、多くの競技に参加しているんだってことを、忘れちゃいけないと思った。
韓国や中国も、数個のメダルを獲得している。日本よりも多く。
でも、その中身は、全部スケートだったり同競技で、日本人のように様々な競技に出て入賞しているわけではない。
東野さんの言うように、メダルをたくさん取れるようにするために1つの競技のみを強化させるって言うのは、寂しいしつまらないと思う。それなら、たくさんの競技に出場して、楽しませてほしいと思う。
東野さん曰く、冬季五輪には1つの法則があるらしい。それは、同競技に良きライバルがいるほうが、日本人はいい結果が残せるというもの。
実際、トリノでも4位に入賞した選手は4人いて、それらの種目の全てにおいて、もう1人、入賞者がいた。
エースだけではダメ。良きライバルであり、良き仲間が、日本人には必要なのかなと思う。
メダルメダルという前に、私達は冬の競技を知るべきだね。
知名度は低めでも、素晴らしい競技はたくさんあるって事がわかった。
そして最後に。
直木賞授賞式の次の日からトリノへ向かった東野さん、お疲れ様でした^^;
たくさん飲んで、寝ないで向かったらしい・・・。

〈光文社 2006.5〉H18.7.5読了

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン リリー・フランキー5

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

リリー・フランキー初の長編小説。
ボクは3歳の時からオカンと2人で暮らしている。
オトンと会うことはあまりない。
オカンはボクに辛い思いはさせまいと、必死で働き、ボクを育ててくれた。
ボクはといえば、オカンにラクをさせてあげられるだけの生活は行っておらず、職や住まいを転々としていた。

ようやく、ようや~~~く読めました。
何人待ちしていた事か。
大学図書館には珍しく10人くらいいたんじゃないかな。
そのわりに4日で返しちゃったけど^^;
小説だけど、自伝なんだよね?
ボクとオカンの絆が本当に素敵でした。
というか、オカンが素晴らしいと思いました。
本当に、子どもを愛しているんだなと、強く強く感じました。
自分の事はいつでも後回し。常に相手の事を考えている。
こんな素晴らしい人に、私はなりたい。
オトンの事は、あんまり好きになれなかったな~。
でも、オカンは本当にこの人の事を、愛していたんだな~って言う事も伝わってきて、切なくなっちゃいました。
リリーさん、カッコいいです。

〈扶桑社 2005.6〉H18.7.3読了

三毛猫ホームズの幽霊クラブ 赤川次郎3

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「ドイツの休日」を楽しむ三毛猫ホームズの一行。
ドイツへ到着し、古城ホテルに泊まった夜、若い女性が暴行され、あろうことか女性恐怖症の片山が”犯人”と名指しされた!
しかも、その女性に結婚を迫られて…。
やがて一行の前に「幽霊クラブ」という正体不明の組織が現われ、ついに殺人事件が発生した。
このホテルに滞在する人々には、大きな秘密があった・・・。

三毛猫ホームズ第11弾です。
ふう・・・長いなぁ。
お金のない三毛猫ホームズ御一行が、めずらしく旅行へ。
しかもドイツ!
折角の旅行なのに、殺人事件に遭遇。
ついてないね〜^^;
にしても、石津の晴美への思いは凄いですね〜。
よくドイツまでついていく気になったな・・・。
容疑者達の関連性や動機は面白かったです。

〈光文社 1985.11〉H13.7.21読了

若葉のころ 小松江里子3

若葉のころ

藤木甲斐と相沢武司は高校の入学式に偶然出会い、友情が結ばれる。
しかし、甲斐は大病院の息子。武司はアル中の父を持ち、小さな弟と妹がいる。自分が働かなければ生きていけない。
そんな2人の境遇のせいか、友達とさせてくれない人たちが多くいた。
ある日、武司の父悟郎が働いてもいないのに大金を手にして帰ってきた。
そのお金は、甲斐と武司との関係に大きく関わるものだった。

いつごろだっけ。。。94年?くらいにキンキが主演でドラマ化されたもの。
懐かしいですね〜^^って、見てはいませんが。
ヒロインは奥菜恵でした。
タイトルを知ってはいたけど、内容は読んで始めて知りました。
最初は武司が可哀相でね〜・・・読んでいるのも辛いし、同情気味で読んでいたのですが、そんな簡単なものではなくなり・・・。
ドラマも観てみたい気もしますが、辛い気もするので、多分見ないかな〜^^;(どっちだよ)
でも、今見たら懐かしい人いっぱいいるんだろうな〜。

〈講談社 1996.6〉H13.8.26読了


あと、関係ないですが、
本日7月2日はV6の健君の誕生日です。
パチパチパチ・・・
ここで小さくお祝い
27歳かぁ・・・早いなぁ。

三毛猫ホームズのクリスマス 赤川次郎3

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片山刑事は、大学時代の親友、久保の頼みで、全寮制の女子高寮に警備員の代打で泊り込んだ。
その寮で深夜、頭を割られて殺された久保の死体が発見される。
しかも、久保の結婚相手が自殺をはかり、近所の旅館の女主人までも…!?
てんやわんやのクリスマス─ご存知三毛猫ホームズの推理が冴える傑作シリーズ第10弾!

前回に引き続き、短編です。
中に「飛び石連休」っていう話があるんですが、片山さんが仕事で休みが飛び石になってしまったんです。
それが、晴美の逆鱗に触れまして^^;
とっても肩身の狭そうなお兄さんがかわいそうでした。
でも、兄を徹夜明けに引っ張り出していろいろつれまわしているんだから、許してあげてよ・・・と思ってしまう自分^^;
石津は100%晴美の味方だし。
兄に同情してしまいました。

〈光文社 1984.12〉H13.7.19読了

君の名残を 浅倉卓弥5

君の名残を

オススメ!
幼馴染で剣道部を務める高校生、白石友恵と原口武蔵は、雨が降りしきる下校途中、2人は忽然と姿を消した。
目を覚ますとそこは、見慣れぬ風景。
友恵は駒王丸という男に助けられ、桔梗という女性とともに暮らしていくことになる。
武蔵は1週間歩き続け、了然という僧侶の寺にたどり着く。
2人はこの場所が現代ではなく、800年前の時代だと気づく。
そして2人は、過酷な運命を突きつけられることになる。

ネタバレ注意!

感動しました。まずは一言。
SFって言うジャンルなんでしょうか。でも、それとも違う気がする。
友恵と武蔵と史郎はただ、未来から来た人間ではない。
時代の中で、大きな鍵となる人物達である。
友恵は源義仲の妻、巴御前。武蔵は義経と共に戦う武蔵坊弁慶。そして史郎は北条義時。
3人はすでに、未来を知っている。
共に生きる人の最期、または自分の最期を知っている。でも、一緒にいかなくてはならない。
それは、とても過酷な人生であると思う。
夫義仲の運命を変えるため、友恵は必死で義仲を守る事を決意し、戦場へ共に赴く。
武蔵もまた、義経と共に闘い、自分の最期を迎えようとする。
歴史と共に3人の人生も流れていく。
いろんな人たちが歴史で関わり合っていくのが、本当に面白かった。引き込まれた。
やっぱり印象的なのは、友恵の生き方。
駒王を死なせない。と、必死に闘いに挑む姿はカッコいい反面、見ていて凄く切ない。
義仲の最期は、涙が出た。
感動というよりは、ただただ切なかった。
そして、友恵と武蔵の再会。
武蔵は義経を最後の最後で裏切ると言われ、それをずっと気にしていたけれど、こういう裏切り方ならば気持ちがいいくらい。
武蔵の最期も、感動しました。
私は最後は2人は未来へ帰れると思っていたけれど、そうそう甘くないね。
歴史どおりなのかもしれないけど、3人の行く末は本当に辛かったです。
素晴らしいお話だと思いました。
流石、筆者が10数年あっためていただけある。
ただ、長い!
歴史の流れもあるからだと思うけど。
ちょっと大変でした^^;

〈宝島社 2004.6〉H18.6.30読了

冷静と情熱のあいだ Blu 辻仁成4

冷静と情熱のあいだ―Blu

阿部順正は、イタリアで修復士として働いている。
彼女の芽実もいる。
何も問題の無い毎日を送っていたが、一つだけ順正には忘れられない思い出がある。
大学時代に付き合ってた、あおいという女性のことである。
18歳まで祖国の日本を訪れた事はなく、日本での大学生活は辛いものだった。
あおいは、そんな順正の事をちゃんと受け止めてくれていた。
しかし、2人はあることをきっかけに別れる事になる。
それからずっと、順正は忘れることが出来ない。
過去に、2人はある約束を交わしていた。
あおいの30歳の誕生日、2000年5月25日に、フィレンツェのドゥオモのクーポラで会いましょう。
もうすぐ、その日がやってくる。

昨日に引き続き、青版です。
私はこっちの方が好きです。何でだろう。。。なんとなく^^;
赤はね、あおいの気持ちに共感が出来なかったのかも。
私は、私のことを本当に愛してくれている人と、一緒にいたいと思ってしまうのよ。
妥協?いや、それは違うか。
でも、失敗したんだよ〜><
青から読んじゃったんだよ〜。
赤を読み終わった後に激しく後悔しました。
あ、だから青の方が好きなのかな?^^;

〈角川書店 1999.9〉H13.10.4読了

冷静と情熱のあいだ Rosso 江國香織4

冷静と情熱のあいだ―Rosso

あおいは恋人のマーヴとその姉、アンジェラの3人で暮らしている。
週に3回、ジュエリーショップで働き、それ以外はほとんど本を読んで生活をしている。
あおいは今、自分を大事に思ってくれている人を素直に信じることが出来ない。
大学時代に付き合っていた、阿形順正のことが忘れられないのだ。
付き合っていたことに交わした1つの約束。
「自分達が30歳になったとき、ドゥオモのクーポラ出会いましょう。」
この約束を、片時も忘れることなく過ごしてきた。
そして、もうすぐその日がやってくる。

今更ですが^^;アップします。
これは高校生の時に読みました。
でも、失敗したんだよね。
青から読んでしまったの。赤から読むべきだったなーと後悔しました。
2冊の本が、男性女性それぞれの思いを綴っているっていう内容は面白いな〜と思った。
で、女性版ですね。
マーヴはちゃんとあおいの事を愛してくれていて、でも、10年前に付き合っていた順正の事が忘れられない。
気持ちはわかるなぁと、ちょっと共感しながら読みました。
でも、高校生で読むのには早かったかなとも思った^^;
もっと大人になってから読んだら、理解の仕方が変わったんじゃないかなと思ったね。

〈角川書店 1999.9〉H13.10.8読了

三毛猫ホームズのびっくり箱 赤川次郎3

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「箱が人を殺したって?」大金持ちの桐永邸で真夜中に開かれた”未解決殺人二十周年記念パーティ”
この奇妙なパーティに、片山義太郎、晴美、ホームズ、それに石津も招待され、二十年前の不可思議な事件に挑む。
当時、密室で発見された死体の前には、空の箱があっただけだという。事件の真相は。
超人気シリーズの傑作短編集!

短編です。
この本のタイトルの事件、面白かったと思ったなぁ。
トリックが。
石津は相変わらず食べますねぇ^^
どんな事件でも食してるんだから。
晴美に好かれようって気はないのかしら・・・。

〈光文社 1984.2〉H13.7.9読了

内定がでた〜!

って、10月にはいるまでは内々定というらしいですが・・・。
やっと決まりました
行きたいと思っていたところの内定だったので、凄くうれしいです^^
行きたいと思ってたから、筆記試験対策とか、面接対策とか、ちゃんとしといてよかったよ〜><
長かったなぁ・・・。
年明けから初めて(北海道では活動始めた時期は、早い方なんだよ。)早半年。
会社説明会50社くらい行ったし、履歴書も30枚くらい書いたし、面接も20社は受けたし。
・・・長かったねぇ・・・。
3,4月は面接ラッシュだったけど、内定どころか一次すら通らなくて、悩んだなぁ・・・。
ハローワークに行って慰めてもらったりとか・・・。
苦労は無駄じゃなかったんだなぁ・・・。よかった・・・
でも、もう履歴書送った会社もあるし、予約した説明会もあるので、まだ活動はちょこっと続きますけどね^^
とりあえず、ご報告。

トリック −劇場版−4

監督:堤幸彦

Story
堤幸彦が、超常現象や霊能力を題材に描いたTVドラマの劇場版。奇術師・奈緒子は、300年に一度、大きな災いに襲われるというある村から、神を演じて欲しいと頼まれるが…。...(詳細こちら


昨日放送されていたんだよね?
なので、その機会に記事に載せてみました。
私はドラマのトリックは全く見たことがなく、映画も知らなかったんです。
実は彼氏がこのドラマ大好きでして。
付き合った最初の方に、無理矢理鑑賞させられました^^;
もう2,3回は見てます・・・。
でも、面白かったですね。
主人公の2人も面白いし、脇を固めるメンバーも個性的で。生瀬さん最高^^
ドラマも観てみたいなぁと思いましたね。
奈緒子と上田の今後も気になるところ。
今、公開中の映画も気になってはいますが、彼氏との予定が合わずまだ見ていません。
向こうは何としてでも見たいようですが、予定合うかしら・・・。

眠れる森 野沢尚4

眠れる森

1984年のクリスマス。一家惨殺事件という酷い事件が起こった。
唯一の生き残りである次女以外の3人が、殺された。
次女は、そのショックで裁判で証言することが出来なかった。
容疑者の名は、国府吉春という。長女貴美子の友人だった。
あと数ヶ月で、この事件は時効となる。
大庭実那子は植物園に勤めている。
数ヵ月後のクリスマスに、濱崎輝一郎との結婚を控えていた。
そんなある日、実那子は1通の手紙を発見する。
それは、15年前に書かれた手紙。
「眠れる森で会いましょう」という、最後に書かれた文字が気になり、実那子はそこへ向かった。
そこには、手紙の主、伊藤直季がいた。
それからというもの、実那子は直季に付きまとうようになる・・・。

「眠れる森」のドラマの戯曲です。
ドラマは全く見てません^^;
キムタクと中山美穂だったかな?
読んだ後に再放送されていて、最終回付近だけ見た記憶がある。
面白かったというか、腹が立つというか。
ラストがえ〜〜って感じでした。
2人で、幸せになってほしいって思ってたのに・・・。
戯曲だったけど、分かりやすかったし、映像を観てみたいとも思いました。
ドラマの国府役の陣内さん、適役だったね〜^^

〈幻冬舎 1999.1〉H13.4.25読了

三毛猫ホームズの騎士道 赤川次郎5

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オススメ!
3年前に起きたドイツの古城での悲劇。
日本有数の資産家、永江一族の次男・英哉が買い取った古城で、その妻が中世の伝説どおりに、処刑具「鉄の処女」で惨殺された。
歳の離れた新妻を失った資産家は、気が狂ったという噂である。
片山たちはドイツ旅行へ招待され、その事件について、追及していく。

三毛猫ホームズ第8弾です。
これ、結構好きです。1番好きかも。
事件のトリックもそうだし、ラストの意外性も良かったんだよね。
なにより、英哉とその奥さんの関係がとっても素敵。
いいなぁと思います。理想ですね^^

〈光文社 1983.9〉H13.7.18読了

北緯四十三度の神話 浅倉卓弥4

北緯四十三度の神話

中学生の時に事故で両親を失い、祖父母に引き取られた桜庭菜穂子と和貴子。
2人は成長し、菜穂子は大学助教授、和貴子はラジオのパーソナリティをしている。
3年前から、2人は喪服を着ることが1回増えた。
それは和貴子の婚約者、樫村宏樹の命日だった。
菜穂子と中高の同級生だった樫村は、大学で1度浪人し、和貴子と同じ大学で同級生になったことが付き合うきっかけだった。
樫村や両親が亡くなってから、2人の間には壁が立ちはだかる。

浅倉さん初読です。
本当はデビュー作から読みたかったんですけど、図書館で借りているので思い通りには行かず^^;
ストーリーは、菜穂子の日常と和貴子のラジオ、過去の回想で成り立ってます。
大きな展開はなかったかな。
2人の間の亀裂がね、何だか切なかったなぁ。
この2人が距離を縮めていこうと話をしていく話の展開がいいなぁと思いました。
でも、和貴子の事はあまり好きにはなれませんでした。
最後はよかったね。って思えたんだけど。
私が長女だからか菜穂子の気持ちの方がわかる気がしたのよね。
菜穂子の人に対する不器用さが、ちょっと共感持てました^^
私、ラジオってほとんど聞かないんだけど、どうなんでしょう?
姉妹の間でいろいろあった後、和貴子はすっごく元気をなくしていたよね。
それが、ラジオ全面に出ちゃっていいのかなぁ。
文章で分かりやすくするために、あんな元気のない和貴子になったのかしら・・・。
しばらくあんなパーソナリティだったら、クビになっちゃうよ。っておもったのは私だけ?
話はとても良かったです。
浅倉さんの作品、今手元にあと2冊あるのですが、ちょこちょこと読んでいこうと思います。
図書館から借りてるから急がなくちゃ^^;

〈文芸春秋 2005.12〉H18.6.22読了

賢治先生 長野まゆみ3

賢治先生

賢治はどうしてこの汽車に乗っているのか、どこへ向かうのか分からずにいた。
汽車の中で、カムパネッラとジョバンナという少年達に出会う。
2人の少年もまた、何かを求めて汽車に乗っている。
宮沢賢治生誕100年記念作品。

最初読んでいてよくわからなかったのですが、主人公は宮沢賢治なのかな。
生誕100年って事は、私が小学校5年生の時に出版された作品なんですね。
ちょうど、国語の教科書に載っていて、今年が100年目だって先生が言ったのを覚えてる。
「雪渡り」という話を読んでいて、その内容好きで、すぐ宮沢賢治の文庫本を2冊かってもらった記憶がある。
でも、意味が分からなかったな〜^^;頑張って読んだんだけど。
今年って、111年じゃなかろうか。
これを気に、賢治作品を読んでみようかな。

〈河出書房新社 1995.10〉H15.3.12読了

いちばん初めにあった海 加納朋子4

いちばん初めにあった海

「いちばん初めにあった海」
千波にはかつて、千尋という双子の兄がいた。
しかし、小さいころに死んでしまい、ずっと一人っ子のように育った。
母は千尋が死んでからもずっと、千波の誕生日や入学式、卒業式になると、いつも千尋の話をしていた。
「千尋はもう死んでしまったのよ。」言った後に後悔したその言葉は、2人の心に突き刺さる。
現在、千波は一人暮らしをしている。
他の住民の騒音に悩まされ、引っ越す事に決めた。
荷造りをしている時に、1冊の文庫本を見つける。
「いちばん初めにあった海」
なぜだか懐かしい思いになり、千波は本を読み始めた。
「化石の樹」
”ぼく”は4つ違いの血の繋がらない兄がいる。
その兄が優秀で、ずっとコンプレックスを抱えており、大学に入ってからは一人暮らしをしている。
あまり大学へは行かず、バイトの日々。
バイトの内容は高速道路に設置されている植木の水遣り。
これが、結構大変で、多少のやりがいも感じていた。
バイト先のサカタさんに、1冊のノートを手渡された。
そのノートには、一組の親子の事が書き綴られていた。

ジャンルは、ミステリなんでしょうか。
謎賭けはありますけど、ミステリとはちょっと違うのかも・・・。
それよりも、どちらの作品も「心の傷」がテーマなんじゃないかなぁと思います。
どちらも切なかったです。読んでいて。
でも、どちらも前向きな姿で終わっているので、読了後もほのぼのした感じで終わります。
私は凄く好きですね。

〈角川書店 1996.8〉H15.10.12読了

GO 金城一紀4

GO

杉原は私立高校に通う高校生。他の人と違うのは、日本人ではなく、韓国籍であること。
そのせいで、日本人からひどい差別を受ける。
ヤクザの父をもつ加藤以外は高校では誰も話しかけてこない。
その加藤の誕生パーティに呼ばれ、しぶしぶ出かけた杉原の前に一人の女性が現れた。
桜井というその女と杉原は互いに惹かれあい、デートを繰り返す。
しかし、杉原は自分が日本人ではない事を言えずにいた。

冒頭で、杉原自身がこれは恋愛小説であるって言ってました。
確かにそうです。ケンカは耐えないけれど。
でも、友情とか、家族とか、恋愛以外の部分も垣間見えました。
杉原は、いろいろあるけどそれでもたくさんの人に恵まれているんだなぁと思いました。
在日って言葉は差別用語なんだね。この言葉、普通に使っていたけど、この本を読んで学びました。
映画は全部は見てないんですよね。
ラストだけ、みました^^;
ケンカのシーンは怖いけど、好きです。この作品。

〈講談社 2000.3〉H13.10.24読了

HEY!HEY!HEY!

「HEY!HEY!HEY!」では、TOKIOとV6とダウンタウンがボーリング対決。
いや〜嬉しい^^
メンバーの垣根を越えた対決!いいねぇ〜^^
満足ですよ。
おっかしかったのは、最高スコアが275なのに、ま〜〜〜ったく活躍せず、「力が入らない」としか言わなかった剛君だね^^;
「学校へ行こう」での健君と剛君の対決は剛君圧勝だったのに。
地元でいつもおじいちゃんおばあちゃんとボーリングやってるって言ってたのにね。
でも、面白かった。
こういう企画、他のジャニーズメンバーでは出来ないよね〜。
J-FRIENDSメンバーくらいじゃないかなぁ〜。
また、こういう企画やってほしいなぁ〜^^
楽しかった☆
自己紹介
苗坊と申します。
読書とV6を愛してやまない道産子です。47都道府県を旅行して制覇するのが人生の夢。過去記事にもコメント大歓迎です。よろしくお願いいたします。
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