苗坊の徒然日記

読書とV6をこよなく愛する苗坊が気ままに書いてます。 お気軽にどうぞ。

夏の風物詩。

今日はV6コンサートでした。
札幌にあるきたえーるという、でっかい体育館で。
去年の11月以来9ヶ月ぶり。
去年は10周年があったから、秋だったけど、大抵V6コンサートは夏。
だから、V6コンサートは私にとっての夏の風物詩。
一人で行くんだけどね^^;
今年は、ま〜〜〜〜近かったね。
見にくいこともあったけど、史上最強に近かった。
1番前にあるフェンスのところで私、観てたもん。
場所の関係か、岡田君が凄く近くて。いっつも。
私は岡田君ファンではないのですが、きゃ〜きゃ〜言ってましたよ。
美しい顔してるよねぇ・・・。
本命の健君は、いつも相性が悪くて遠いんだよな〜。
まあ、今日は近くにも来てくれたけどね。
今日は通路が凄く近くて、そこを通ったんだよね、6人が。何度も。
ま〜〜〜〜近い。
私の真上で、手が届きそうなくらい。
これまた、岡田君ばっかりだったんだけど^^;
まあ、剛君以外は近くで見れたので、良かったですけどね。
健君と剛君以外のお手振りももらっちゃったし^^私のために・・・手を振ってくれた(勘違い)
コンサートは、本当に私を幸せにしてくれる。
辛い時でも、大変な時でも、笑顔になれる。
一緒の空間で、楽しめる事が本当に嬉しいんだ^^
来年は社会人1年生だから、いけるかどうかわからないけど、いつまでも行きたいな。

慟哭 貫井徳郎4

慟哭

オススメ!
佐伯は捜査一課長のキャリア組である。
30歳で年上の部下を従えている。
それを面白くないと思う人は大勢いた。
連続幼女誘拐殺人事件の捜査を現在担当しており、行き詰っている。
彼は元法務大臣の押川秀良の隠し子であり、妻は警視庁長官の娘である。
マスコミは事件を騒ぎ立て、捜査の混乱を招いた。
サイドストーリーとして、新興宗教の生態や信仰、崇拝する人々を描く。

ネタバレ注意!

最期までこの物語のカラクリがわからなかった。
佐伯が刑事として事件を追っている時間と、松本が宗教にのめりこんでいる時間は違っていたんですね。
松本に対する疑問点があまりにも多すぎて。
仕事はしていないらしいのに、お金には困っていないみたいだし、皆松本のことをどこかで見たことがあるって言うし、県警と警視庁の関係を詳しく知っているし。
松本が崇拝していた宗教の教祖が、松本に聞かずとも松本が娘を失っていることを知っていたけど、これなら知ってるのも当然だと思いました。
もう真実を知ったときは衝撃と同時にただただ納得してました。
でも、佐伯には幸せになってほしいと思っていたんです。
刑事としての佐伯があまりにも不憫で、孤独で、辛い境遇だから、いつかは幸せになってほしいって。
それは辛かったけれど、佐伯もやっぱり人の子で、親なんだなぁとも感じました。
娘を失って、狂ってしまったもの。
丘本ともっと良い仲間となっていたら、佐伯がもっと人に弱さを見せられる人間だったら、ちょっとは違う結末になっていたんじゃないかなって、全ては遅すぎるのだけどそう思わずにはいられない。

〈創元推理文庫 1999.3〉H18.8.6読了

フライトプラン4


Story
ジョディ・フォスター演じる航空機設計士が、史上最大の旅客機で忽然と消えてしまった娘を取り戻すため、ひとりで戦いを挑むサスペンスアクション。400人を越える乗務員と乗客を相手に、旅客機に関する知識を武器に...(詳細こちら

ネタバレ注意!

最近、映画よく観てるなぁ・・・。
この作品も、気になっていてでも、観ていなかった作品。
サスペンスではあったけど、アクションとはいえなかったような・・・。
娘が忽然と姿を消して、母親が娘を必死で探す。
娘がいなくなって、すぐに母親が慌てふためいて、娘を躍起になって探すのが突然すぎる気もしたけど、搭乗手続きのときに娘がいなくなって焦っていたところも観てるから、だんなさんを失って、娘と同じように一人に怯え家族を失う事を怖がっているんだなとも思った。
でも、慌てふためく姿は多少、アルコールを摂取してるんじゃないかとか、思ってしまうのも仕方ないようにも思ったね。
まぁ、旦那さんを1週間前に亡くしているんだから、しょうがないけれど。
にしても、まさか犯人が凄く身近にいるとはね・・・。
キャビン・アテンダントを共犯にするなんて、よく思いつくよ。
そうしたら、搭乗していないように偽装する事も、捜索の時にいる場所を共犯に探させることも出来るもんね。
それに、この計画のためにカイルの夫を殺すなんて、何て卑劣な。最低の男だね。
航空機について詳しかったから狙われたなんて、かわいそ過ぎる・・・。
でも、それ以上に、周りの乗客の目線が気になったな。
自分も含めて、他人の事なんて、そんなに注意深く見ていないし、無関心なんだよね。
カイルが必死になって探しているのに、乗客は密室なんだからいないわけない。と、誰も心配しないし、迷惑だとも思ってる。
ずっとカイルの側にいたのに、誰もジュリアの存在は覚えていない。
ラストシーンで、子どもが「あの子見たよ。」って言ってたけど、人がいないときや物がないときには気づかなくても、存在がわかると、「ああ、そういえば・・・」って感じで思い出す。
その、人の感情も垣間見れた作品な気がする。
ラストはほっとしました。

プライドと偏見5


Story
イギリス女流文学の最高峰、ジェーン・オースティンの原作を『パイレーツ・オブ・カリビアン〜』のキーラ・ナイトレイ主演で映画化したラブストーリー。18世紀末のイギリスを舞台に、5人姉妹と男たちの恋物語が絵画...(詳細こちら

あ、この女優さん「パイレーツ・オブ・カリビアン」に出ている人だったのね^^;
そちらは全く観ていないので、わからなかったわ〜。
ストーリーが凄く気になっていて、観たいと思っていた作品。
良かったです。素敵でした。
エリザベスもダーシーも凄く頑固で、自分の意見をしっかり持ってて。
お似合いじゃないかとは思ってたんだけどね^^
エリザベスが抱えていた偏見や、ダーシーがしてきた事に対しての誤解も解けた時、これほど自分に近い存在の人がいたんだって、分かったんじゃないかなぁ^^
恋に悩むエリザベスは凄く綺麗だった。
映画の中でも言っていたけど、エリザベスは誠実で聡明だよね。
自分の考えている事をすぐに言葉で伝えるから、反感を買うこともあるし、逆に好意をもたれることもある、結構危なっかしい性格だなぁとも思った。
でも、私は好きだなぁ。こういう人。
2人の切ないすれ違いもまた、いじらしくって気になって、見入ってしまいました。
2人はどうなっちゃうんだろうって、気になって気になって^^
ラストも大満足だったし、とても好きな作品です。
・・・にしても。
ヒロインの女優さん、す〜ごく美しいよねぇ・・・。
素敵だわ〜・・・。

神様のボート 江國香織3

神様のボート

「あのひと」と骨ごと溶けるほどの恋をした母葉子は、娘草子と共に、引越しを繰り返している。
桃井先生と別れてから、東京を離れ、行くことを拒んでいる。
「あのひと」がいないところでなじんでしまうと、2度と会えなくなるかもしれないという不安に襲われている。
どこにいても、葉子ちゃんを必ず見つけ出す。
「あのひと」の言葉を信じて葉子は生活している。

新潮文庫の夏の100冊で載っていて、ずっと気になっていた1冊。
母親が、好きな人を待ち続けるって言うのは、素敵なことだと思って最初は読んでたんだ。
だけど、草子を巻き込んで住む場所を転々とするのは、やっぱり自分勝手なのではないかなと思ってしまった。
私は引越しをした事はないけれど、子どもが新しい土地に来て全く知らない環境の中生活をするって言うのは、精神的にも凄く大変だと思うんだ。
葉子はやっぱりそれを理解せずに、自分の事、「あのひと」の事しか考えていないように思う。
私は、「あのひと」の残した草子が葉子にとって宝物なんだと思ってた。
でも、草子が寮へ入ると言った時、慌てたのは、やっぱり草子がいなくなるっていうよりも「あのひと」の残したものがなくなる。
面影すら自分の元から消えてしまうって、思ったんじゃないかな〜と思った。
草子が「私は現実を生きたい。」と言った時、やっぱりお母さんに合わせた生活をしていたんだなって思った。
違和感に気づいていたんだなとも。
小さいころって、親の言う事は絶対だから、疑うことはないんだよね。
でも、中学生くらいから自分の意見をしっかりと持つようになるし、反発するようにもなる。
草子は、母親が自分を父親の面影としてみているとも、感づいていたんじゃないかなって私は思った。
ラストは意外だったな〜
そうなるとは・・・と、私は思いました。よかった・・・のかなぁ?

〈新潮社 1999.7〉H18.8.4読了

ウメ子 阿川佐和子4

ウメ子

みよの通う幼稚園に、ウメ子という少女が転園してきた。
その子の着ている服がとても奇抜で、性格もとっても強気。
男の子達は尊敬し、女の子たちにも人気の少女となった。
みよはウメ子と仲良くなり、一緒に遊ぶようになる。
ウメ子には父親がおらず、離れて暮らしているらしい。
町に紙芝居屋さんがやってきて、ウメ子の父親の事を知っていた。
ウメ子は強く追求するが、紙芝居屋さんは詳しくは教えてくれない。
ウメ子は家出をし、父親に会いに行く事を決意する。

初阿川さんです。
ちょっと前にドラマ化もしていましたね。
ドラマではみよが小学校の教師になっていて、仕事を辞めたいと思っている。
そんな時、20年前に知り合ったウメ子のことを思い出し、ウメ子の行方を探る。
それで、幼稚園のころのことが回想されるというストーリー。
原作は最初っからずっと幼稚園の時のこと。
ちょっと内容も違っていたけど、どちらも良かったとおもうな〜。
ウメ子は強い子。勝気な性格のことと、両親が一緒に暮らしてほしいために、ウメ子なりに一生懸命努力する。
大人は、子どもは分かっていないと思って、甘く見てしまう傾向がないとは言えない。
それを伝えているように思う。
紙芝居屋さんの源さんも、お母さんもお父さんも、大人の話だと言ってウメ子に家庭の状況を話していなかった。
でも、ウメ子は家族を守ろうと、頑張っていた。
それが、凄く切なくて、可哀相だったな。
みよの両親は良い両親だったね。
みよが家出をしてしまった原因がウメ子だと知っていても、もう会うなとも言わなかったし、子どもの約束もちゃんと守ろうとする。
対等に生活しているんだなと思った。
それが、家族の形なんだよね〜・・・きっと。
ドラマで、子ども時代のウメ子役の子、適役だったな〜。
もう、完全にウメ子だったね。将来が楽しみな女優さんだよ^^

〈小学館 1999.1〉H18.8.3読了

UDON 試写会5

UDON スタンダード・エディション

世界に通用する芸人になりたい!という大きな夢を掲げてニューヨークへ渡った松井香助。
しかし、上手く行かず借金を掲げて帰国した。
香助の地元は香川県。讃岐うどんの有名な土地。
頑固な父と姉。義兄。そして「うどん」自分の故郷は何一つ変わっていなかった。
タウン情報誌編集者の恭子とひょんなことから出会い、うどんのお店を虱潰しに探し、うどん専門の情報誌を作成する。
それが大ヒットとなり、たちまち空前の讃岐うどんブームがやってきた。

試写会に行ってきました。
舞台挨拶もあり。
プロデューサーと、監督と、森崎さんが登場。しってるかな?森崎さん。
大泉洋と同じ劇団に所属していて、大学の同級生。
2人の所属するチームナックスのリーダーです。
生で見たのは初めてだったので、カナリ感動でした^^
役は、主人公香助の同級生役。結構良い役でした。
笑いももちろん、涙もありです。
凄く感動して、私は涙が出ました。
故郷の大切さ、家族の大切さ。そして、うどんの良さ^^が全面に出ている映画でしたね。
想像以上に良い作品でした。
凄く好きです。私。
すっごくね、ユースケ・サンタマリアがかっこよく見えました。
俳優としてのユースケをあまり観たことがなかったんです。
踊る大捜査線ですら私は1作しか見たことないし・・・。
さすが俳優!でしたね。
それに、カナリ豪華なゲストがたくさん登場。
言うとネタバレになっちゃうから言わないけど、北海道が生んだスーパースターも登場。
北海道弁じゃなかったから、違和感があったけど。もの凄く溶け込んでいました。
DVDがでたら、買っちゃうかもしれない。
それくらい、良かったです。感動しました。

IN HER SHOES5


Story
カーティス・ハンソン監督、キャメロン・ディアスとトニ・コレット共演によるハートフルドラマ。難読症を抱え、仕事も長続きしない妹・マギーと、社会的地位はあるが容姿に自信のない姉・ローズが、互いに衝突しなが...(詳細こちら

オススメ!
みました〜。
ずっと気になってたんだけど、やっぱり映画館へは行かず^^;
またまた大学図書館で観ました。
姉妹の性格が上手く出てるな〜と思った。
偏見かもしれないけど、長女はローズのような性格だと思うし、次女はマギーのような性格だと思うの。
うちもそうだもん。
次女の方が社交的で、世渡り上手なイメージ。
私も、真面目だと自分でも思うし、ローズの気持ちがわかる〜って思うとき、何度もあったもんな〜
最初の時点でそう思った。
マギーの性格が最初ほんっっっっっとに嫌いだった。
自分勝手で相手のことを考えないで、大人になれてなくて。
でも、おばあちゃんのところへ行ってから、変わったよね。
変わる場所が老人ホームなんて、なるほどな〜と思った。
にしても、アメリカの老人ホームって、あんなに敷地が広くていろんな施設があるんだろうか。
大学で福祉を専攻している私としては、その方が気になっちゃった^^;
老人ホームで暮らしている人たち、みんな楽しそうに暮らしていたもん。
言い方悪いかもしれないけど、こういう余生を生きることが出来れば、幸せだと思うんだよね。
話が飛びました。
マギーと元教授さんの朗読授業のシーン、凄く好き。
褒められた後の生き生きしたマギーの顔、可愛かったよね。
ラストもいろんな場面で和解できたし、良かった良かった。
姉妹はやっぱり仲良くないとね。
ローズが妹のお陰でいろんなことがあっても、妹を守って立てているところは素敵だな〜と思いました。
最後のシーンでは、涙しました。
いつの間にか、涙が零れていたの。不思議〜。

あらしのよるに5


Story
きむらゆういち原作のベストセラー絵本を、主演声優に中村獅童と成宮寛貴を配して映画化したハートフルアニメ。嵐の夜に真っ暗闇の山小屋で出会ったオオカミのカブとヤギのメイ。お互いの正体を知らないまま心を通わ...(詳細こちら

オススメ!
大学図書館で、ようやく見ました。
もっと早く見ていればよかったなぁと思ってしまった。
それくらい、良かったです。
図書館なのに、泣いちゃったもん^^;
人が全然いなかったからいいんだけど。
オオカミとヤギという因縁の仲である2人が偶然出会い、友情が結ばれて。
それが周りにまで影響して、引き離される。
もうそのストーリーだけでうるうるです。
また、絵も可愛いしね〜
メイなんてかわいくてかわいくて^^
ぬいぐるみとかでほしいくらい。
声優2人も良かったです。
ストーリーもほのぼのしていて、良かったな〜
最後、狼に追われている場面はドキドキしたけれど。
ラストは意外でした。こうくるとは〜
でも、それでいいです!大満足です。
DVD買っちゃおうかな〜・・・

幸福な食卓 瀬尾まいこ5

幸福な食卓

オススメ!
突然、父さんが父さんを辞めると宣言をした。
ついでに仕事も辞めるという。
順応性の高い6つ上の兄、直ちゃんは、素直に受け止めているけれど、私は素直に認められない。
家族の食卓は、母さんがいなくなった今でも座る場所は変わらない。
母さんは今は一緒に暮らしてはいない。一人暮らしをしている。
それは、5年前に起きた、家族の大きな事件が原因だった。

もったいないもったいないと思いつつ止まらず、あっという間に読んでしまいました。
たくさんの人が絶賛するこの作品が、気になって仕方なかったので、ようやく読めてよかったです^^
ちょっと風変わりな家族の形。
でも、佐和子の家庭は、これでバランスが取れていて、最高の家族なんだろうなーと思う。
それぞれの心の傷が、様々な形で出ていて、それもまた考えさせられる。
特に直ちゃん。
天才児といわれ続けていたのに、大学へ行かずに農業をしている。
農業がやりたい事だからそれをしてるという、簡単な理由ではなかったんだね。
読んでいて、1番重たくて、話を聞いていかなきゃいけない人は、直ちゃんじゃないかって思った。
直ちゃんの彼女はケバケバしていて嫌いだったんだけど、なかなか良いヤツ。最後は好きになりました。
でも、後半は読んでて辛かったな。
こんな結末になるとは、思ってなかった。
ハッピーエンドとはいえないのかもしれないけど、佐和子が前を向いて生きようとしているのには救われたかな。

〈講談社 2004.11〉H18.8.1読了

エンジェルエンジェルエンジェル 梨木香歩4

エンジェル・エンジェル・エンジェル

コウコは寝たきりに近いおばあちゃんの深夜のトイレ当番を引き受けることで、熱帯魚を飼う事を許された。
夜、水槽のある部屋で、おばあちゃんは不思議な反応を見せ、少女のような表情でコウコと話をするようになる。
ある日、熱帯魚の水槽を見守る二人が目にしたものは、あまりにも無残な光景。
それにより、おばあちゃんの胸奥に眠る、少女時代の切ない記憶を呼び起こす。

短い作品だったけど、読み応えはありました。
コウコの今と、おばあちゃんの過去が交互に書かれていることで。2人の少女時代が似ているって言う事を伝えようとしたのかなぁと思ったけど、そんな簡単なものではなかったですね。
おばあちゃんがコウコをコウちゃんと呼ぶ理由や、エンゼルフィッシュが他の熱帯魚を殺してしまうことにはちゃんと意味があったんだね。
おばあちゃんはきっと、エンゼルフィッシュを自分に置き換えていたんだろうなぁ。
私がわかってないだけで、他にも2人の思いもたくさんかかれていたんだと思う。
梨木さんの作品は久しぶりだったけど、この独特の雰囲気、好きだなぁ。
あったかさや優しさがある気がする。

〈新潮社 1996.4〉H18.7.31読了

僕の妻はエイリアン 「高機能自閉症」との不思議な結婚生活 泉流星5

僕の妻はエイリアン 「高機能自閉症」との不思議な結婚生活

僕の妻は地球人と少し異なる異星人妻である。
見た目は地球人と変わらないし、言語も堪能。
しかし、発した言葉はすべて本気で受け止めるし、曖昧さは決して伝わらない。
相手を傷つける発言をして、不快感をもたれたとしても、全く気づかない。
相手の感情を読み取る事ができないために、相手を怒らせてしまう事もある。
そしてあまり表情がないために無愛想と言われてしまう。
そんな地球人夫と異性人妻のちょっと不思議な結婚生活が語られている。

旦那さん目線で書かれていますが、書いているのは本人、奥さんという、ちょっと変わった作品です。
奥さんは、自閉症スペクトラム障害というものに該当するらしい。
でも、言語コミュニケーションなどに支障は全くないため、アスペルガー症候群ともいえるらしい。
言葉は、実際に授業で習ってて勉強しているし、その障害を持つ子どもの映像を見たこともある。
だけど、こう文章で書かれたものは初めてでよりリアルに伝わったし、大人の人って言うのも初めてで、授業よりも理解できたかも^^
3年前に、自閉症である事がわかったらしい。
ということは、それまではまったくわからずに生活していたってことだよね。
それくらい、自閉症というのは見た目では全然わからないし、この著者が高機能であることと、それは凄まじい努力をしてきたんだってことがわかる。
旦那様との結婚生活は、生半可なものではないと思うけど、お互いにお互いを理解しようとして努力している事は凄く伝わってきたし、応援したくなった。
どちらも、素晴らしいんだろうなぁ。
決して逃げ出さずに病気を受け止め、理解して生活しているんだよね。
にしても、やっぱり奥さんは凄い。
情報収集力は並みじゃなくて、実際に自分の障害について自分が調べて、大人の自閉症患者を診てくれる病院まで自分で突き止めちゃうんだから凄い。
周りの人に不快感を与えないために、自分では理解できない事を必死で理解しようとしている姿は凄いとしかいえない。
自閉症は、外見からはわからないから、わがままな性格。とか、育て方が悪い。と言われがちだけど、そうではないんだよね。
この障害について、もっと理解していかなきゃいけないんだよなって、再確認しました。
でも、障害っていうのも、失礼な気もするんだけどね。
う〜ん・・・難しい。

〈新潮社 2005.9〉H18.7.30読了

嫌われ松子の一生 山田宗樹5

嫌われ松子の一生 (上)
嫌われ松子の一生 (下)

大学生の川尻笙は、夏休み、突然父が現れて30年以上前に失踪した父の姉、松子の存在を知らされる。
最近何者かに殺されて亡くなった為、部屋を後始末してほしいという。
笙は、興味本位で松子の生涯について調べ始める。
調べていくうちに、松子はすさまじい人生を送っていた事を知る。

かわいそう。切ない。ひどい!
っていうのが、最初の感想^^;読了後がなんとも言えない思いにかられます。
ここまで凄まじい人生も珍しいのではないだろうか。
容姿も悪くなくて、真面目で頑張り屋で純粋で。
誰にでも好かれるような存在だったと思うんだよね。
運が悪いというか、選択を良く間違えているというか・・・。う〜ん。
殺人、覚せい剤とか、人として最低だと思って、ただひどい人だったんだって思うかもしれない。
実際に笙の父親はそう思っていたと思う。
だけど、簡単に悪い人。と、松子は言えないんだよね。
いつも一生懸命生きて、一生懸命人を愛して尽くしていた。
なのに、どうしてか報われないんだよね。
でも、松子が残した財産もある。
松子のことを大事に思って、好きでいる人も必要としている人もいる。
愛される人なんだよね。。。
・・・あああ〜もう。かわいそうだよ〜><

〈幻冬舎 2003.2〉H18.7.27読了

ブレイブ・ストーリー5

ブレイブ・ストーリー










三谷亘は小学校5年生。友達のカッちゃんとともに、幽霊がいると噂のビルへ行き、本当にいるか確かめる事に。
亘が屋上へ行くと、不思議な少年に出会い、巨大な扉を目にする。
カッちゃんが来た途端に消えてしまったが、その少年は、同じ学校の転校生芦川美鶴だった。
亘が学校から帰ってくると、すでに父親がいた。
父親は家を出て、別の女性と暮らしていくという。
家を飛び出した亘は幽霊のいるビルへ着ていた。
そのビルから音がする。
美鶴が上級生からいじめを受けていた。美鶴は不思議な呪文を唱えて上級生をやっつける。
家に帰った亘が目にしたものは、母の倒れている姿。
自分の運命を変えるため、亘は巨大な扉の向こうにある”幻界(ビジョン)”へ向かう。

ネタバレ注意!

今日、朝一で見に行ってきました。
夏休みだからか子どもが多かったな〜。
同時刻にポケモンをやっていて、そっちにうわ〜〜〜って人が群がっていったけどね。
面白かった。私は凄く好き。
原作とは別物と思ってみたほうがいいかもね。
お父さんの相手が全く出てこなかったから、ビジョンでももちろん出てこない。
だからワタルの心の闇が、原作とは違っていたし。
ラストもちょっと違っていたかな。
でも、2時間でこれだけ壮大なスケールで描けるのは素晴らしいな〜と思った。
前に月一ゴローで、吾郎ちゃんが最後が納得いかないって言ってたけど、私はいいと思った。
確かに、母親とワタルが2人で生きていく決意がなかったのは残念だった気もするんだけど、私は満足だったよ。
にしても、声優陣が豪華だね〜。
特に松たか子さんが素晴らしいと思う。本当に少年の声だったし、作品にのめりこむことができたんだから、全く違和感がなかったんだろうな〜とも感じた。
大泉洋も慣れてるな〜って思ったし、ウエンツもいいよ。
でも、なんではねトびメンバーがあんなにも勢ぞろいしていたんだろうか・・・それが不思議。
DVDでたら、買っちゃうかも。
キ・キーマの使う北海道弁が何だかおかしかった。
でも、「なまら」って北海道人皆が使うわけじゃないんだけどな〜と思ったけど。
ラストも感動でした。
2回、涙腺が緩みました。
ミツルが、「ワタル」って言ったときは、かなりきたな〜。

ハリー・ポッターと炎のゴブレット4


Story
魔法学校に通う少年・ハリーの活躍を描いた人気シリーズの劇場版第4弾。「三大魔法学校対抗試合」が開催され、代表に選ばれたハリーに最大の試練が降り掛かる。監督は『モナリザ・スマイル』のマイク・ニューウェル...(詳細こちら

映画をようやく見ました。
原作を読んでるからかもしれないけど、やっぱりカナリ削られているね。
クィディッチのワールドカップは、この作品にとって凄く大事な部分だと思うんだけど、凄く短くて、フォルデモートの闇の印が現れたって言う事しか伝わらなかった気がする。
魔法学校対決で、強力なライバルであるビクトール・クラムの強さもイマイチ伝わらなかったし。
ロンがハリーとケンカするシーンも、どうしてロンがハリーを避けてるのかその過程がわからなかった気もする。
それが、残念だったかな〜。
あともう一ついうなら、クラムとハーマイオニーのダンスシーンを見たかった。
ハーマイオニーは美しいね〜。ずっと見ていたかったよ^^
皆大人になったね〜。それが驚き。
でも、中身は子どもだな〜って思うところも多々ある。
特にロン^^;
女心がわかってないんだから。もう。
でも、相変わらず映像というかCG?は素晴らしいね。
本当に存在するみたい。魔法が。
迫力に圧倒されました。
きっと映画館だったら、もっと凄いんだろうなぁ・・・^^;
ラストが切なかったです。
次回っていつなんだろう・・・。気になる〜^^楽しみ☆

明日の記憶 荻原浩5

明日の記憶

オススメ!
広告代理店の営業部長である佐伯雅行は50歳のサラリーマン。娘がもうすぐ結婚をする。
最近、私は物忘れがひどくなっていた。
仕事から来るストレスが原因だと思い、病院へ行くと、若年性アルツハイマーという病名を告げられる。

映画化もされた、ベストセラー。
ずっと読みたいと思っていて、ようやく読めました。
感動しました。凄く切ない。
アルツハイマーという病気は知っているし、実際にその病気で苦しんでいる人に出会ったこともある。
やっぱり、恐怖だ。と言っていた。
どう声をかけていいかわからなくって、私は何もいえなかった。
実際に会うことでも恐怖だったけど、やっぱり本で細かく書かれていると、尚更怖さを感じる。
主人公の記憶がだんだん失われていくのを読み進めいくのが怖かった。
日記をつけていて、同じ文章が何度も出てきたり、ひらがなが増えていくのも怖かったし。
それに、病気になったことで、部下がそれを利用して上にのしあがっていったり、信用していたから告知をした人から小金を騙し取られたり。
予想はしていたけど、人の弱みに付け込む人もいるんだよね。それもまた辛かった。
でも、同僚の安藤や生野は良かったなぁ。
信頼できる人もいることが、救いだったんじゃないかなぁと思う。
まあ、佐伯がその人間関係を作り上げていったんだと思うけど。
妻、枝実子とのラストはせつなかった。

〈光文社 2004.10〉H18.7.25読了

反乱のボヤージュ 野沢尚5

反乱のボヤージュ

オススメ!
首都大学医学部1年生の坂下薫平は、高2のときに母を亡くし、1人でこの大学の寮に住んでいる。
この寮を廃寮する事を、何年も前から大学側と寮生側とでもめていた。
大学側は、何としてでも廃寮にするため、1人の舎監を寮に送り込むことにした。
それが、元警察官の名倉憲太朗である。
彼は65年前の寮生が、大学側と同意した規則を持ち出し、寮生の生活は厳しくなる。
彼を敵だと感じていたが、寮生を助けてくれることもしばしばで、彼の真意を知らずにいる。

高校生の時に読みました。
凄く好きな作品なので、文庫が出たときに購入もしました(BOOK OFFでだけど)
ドラマ化されてましたね。
薫平役は岡田君、名倉役は渡さん。結構あっていたと思うなぁ。
原作をドラマ化したのに岡田君が出演したものは、何作か見てるけど、嫌だって思ったことがない。
贔屓じゃないと思うけど^^;
その人に合ったキャラクターを作ることができるのかなぁ。
だとしたら、凄い。
ストーリーは難しかったけど、面白かった。
大学生側が必死で闘っているのも、同世代として凄いなぁと思うし。
大学側は腹立だしいし^^;
名倉の真意がわかったとき、ちょっと切なくなりました。
そういえば、ドラマで名演技だなぁと思ったのは、薫平くんが小さい時に分かれた父親の借金を返済させようとわざわざ寮に現れた借金取り役の宮迫さん。
名演技でした^^怖いし、やられっぷりも上手いし、芸人ではもったいないと思いました。

〈集英社 2001.4〉

風に舞いあがるビニールシート 森絵都4

風に舞いあがるビニールシート

「器を探して」
クリスマス当日、弥生は東京から離れ、器を探して岐阜へ向かっていた。
有名ケーキ店のパティシエである、ヒロミの専属秘書をしている弥生は色々な雑用を任され、様々なところへ飛ばされる。
彼氏である高典も、プロポーズを決意した日にドタキャンをされ、我慢も限界のようだ。
「犬の散歩」
恵利子は専業主婦だったら、お金がほしいためにスナックでパートを始めた。
そのお金は、行き場を無くした犬たちの里親を探すボランティア活動の資金へと変わる。
「守護神」
裕介は昼にアルバイト、夜は大学に通うフリーターである。
仕事が忙しく、レポートをする時間がない。
どうしても4年で卒業したい裕介にとっては辛い大学生活。
同じ大学の社会人学生から、レポートを変わりに作成してくれるニシナミユキという人物がいることを知らされる。
早速その人物に代筆を頼もうと、捜索を開始する。
「鐘の音」
かつて、ともに仏像修復師を志していた潔と吾郎が25年ぶりに再会した。
潔が師匠松浦と決別することになった過去について、語りだす。
「ジェネレーションX」
仕事のミスで、クレームが入り、取引先の社員とともにそのお客さんの家へ向かう事に。
相手は20代の若手社員。
車が走っている間、携帯電話がなり続け、会話は止まらない。
かつて、高校野球で仲間だった友人達と集まり、10年ぶりに試合をするらしい。
「風に舞いあがるビニールシート」
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)で、現地採用の一般職員として働く里佳。
里佳は専門職員のエドと3年前に離婚しており、エドはアフガニスタンで3ヶ月前になくなっている。
7年間の結婚生活を振り返る。

直木賞受賞作。
受賞前から予約していたのですが、受賞とは驚きでした^^
森さんも大好きなので、嬉しいですね。
伊坂さんが獲ってほしかったという思いは変わらないのですが^^;ははは。
どの話も職業が変わっていて、入り込むのが難しかったりもしましたが、人として共感できる部分はたくさんあったように思います。
私は特に「守護神」「ジェネレーションX」「風に舞いあがるビニールシート」が好きです。
「守護神」の主人公はなんとなく共感できるし、応援したくなりましたね。
ずっと話の展開が読めなかったのですが、わかってからは納得したし、2人の会話は面白かったです。
裕介の文学に対する考えは羨ましい・・・。
ニシユキもカッコいいし、素敵で魅力的な女性だと思いました。
卒業できるよう、頑張ってほしいなぁ。
「ジェネレーションX」は、私も20代とは言え勤務中の電話は、ムっと思ったのですが、理由がわかってからはちゃんと9人揃うのかなと、心配しながら読んでいました。
10年ぶりに高校野球で汗を流した仲間達と再び野球をする。
これは、森さんお得意の青春小説では!?と、勝手に期待して^^読みました。
ラストの展開にびっくりしたし、このコンビはいいかも。と思いましたね。
「風に舞いあがるビニールシート」は切なかったです。
感動しました。
2人の出会い、2人の25日間の結婚生活、エドの死の真相。里佳の未来。
大きな展開はなかったんですけど、2人は結婚という結びはなくなっても、ちゃんと絆で結ばれていたんだなと、素敵だなぁと思いました。
実際にこんな生活だったら、私もきっと里佳と同じことをするように思います。
良い話だし、素敵だと思うんだけど、やっぱり森さんは児童書の方が好きだなぁと思ってしまいます。失礼ですね^^;

〈文芸春秋 2006.5〉H18.7.24読了

三毛猫ホームズの歌劇場(オペラハウス) 赤川次郎4

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美人からの熱烈なキスでウィーンに迎えられた片山ら三毛猫ホームズ一行。
音楽の都の観光を思う存分満喫…とはもちろんいかない。さっそく謎の日本人女性ピアニスト行方不明事件の相談をもちかけられてしまう。
皆でオペラを楽しみに行けば、片山がボックス席に監禁されるし、そのうえ、奇妙な殺人事件に巻き込まれて・・・。

三毛猫ホームズの狂死曲ででてきた、マリが再登場。
再び、義太郎といい雰囲気になるんです^^
それが何ともいいのですが。
旅行へいっても事件に巻き込まれるなんて、運がないねぇ^^;

〈光文社 1986.10〉

銃とチョコレート 乙一4

銃とチョコレート

ヨーロッパのとある国で、怪盗ゴディバという高価なものを盗む悪党がいた。
その悪党を捕まえようとしている探偵ロイズは、子ども達に大人気。
少年リンツもその一人。
リンツは移民の血を引く11歳の少年。
父デメルは杯の病気で死に、母メリーと2人で暮らしている。
リンツはデメルと買い物に行ったとき、聖書を買ってもらっており、形見だった。
再びゴディバが現れ、金貨が盗まれた!
ロイズは情報を集めている。
リンツは聖書の中に、金貨と同じ絵が描かれた地図を見つける。
早速、ロイズへ手紙を書いた。

久しぶりの乙一さん。
全然ストーリーとか知らなくて読んだら、児童小説みたいだったね。
外国の小説を訳した本みたいなイメージ^^;
小野不由美さんの「くらのかみ」と何となく似てるなぁと思ったら、同じシリーズだったんだね。
似てるって言うのは、ストーリーがってワケじゃないよ。念のため。
雰囲気ね。
内容は面白かったです。さすが乙一さん。
子どもも面白く読めるんじゃないかな~。
主人公リンツの冒険は、一筋縄ではいかなかったけど、頑張ってる姿はかわいらしかったです。
ラストは私は想像付きませんでした^^;
皆結構ありきたりとか、いってるんだけど、私は真実を知って、おお!なるほど~!って感心したのだ。ははは。
ハラハラドキドキしながら読んだよ。
お母さんも素敵でした。かっこいいし、逞しい。
お父さんも、きっと素敵だったんだろうなぁと思う。
作品はとっても良かったのですが・・・。
挿絵が怖すぎ!
夜一人で読んでたんだけど、心臓に悪いよ~^^;
あの絵は子ども見たら、泣いちゃうんじゃないだろうか・・・。

〈講談社 2006.5〉H18.7.20読了

覆面作家の愛の歌 北村薫3

覆面作家の愛の歌

「覆面作家のお茶の会」
覆面作家こと、新妻千秋の元へ「小説わるつ」の編集者、静美奈子という女性が現れる。
どうやら、千秋に自分の出版社から小説を出してほしいらしい。
やたらとついてくる静が世界出版の岡部良介は気に入らない。
その静が持ってきたケーキから、一つの事件が始まる。
「覆面作家と溶ける男」
兄、優介の元へ静が再び現れたらしい。
一緒に写真をとってほしいと。しかも、男の子と一緒に。
刑事の兄は、その男の子が気になっていた。
誘拐殺人事件で被害にあった子と、顔が似ているのだという。
静と岡部、そして千秋の3人は、その男の子の元へ向かう。
「覆面作家の愛の歌」
静、岡部、千秋の3人で舞台を見に行くことになった。
見に行った次の日に殺人事件が起きる。
その舞台で主役を演じた女性、河合由季だった。
被害者の恋人だった中丸は、演出家の南条が犯人と疑う。
しかし彼には、鉄壁のアリバイがあった。

第2弾です。
相変わらず2人が可愛いですね〜^^
静という新しいキャラクターが、最初は邪魔だなぁと思っていたんだけど、徐々になじんできましたね。
最後の章は2人が急接近した感じですなぁ〜。
いや〜2人はこれからどうなっていくのかしら。
楽しみなところ。
あと1冊か。ちょっと寂しいなぁ。

〈角川書店 1995.7〉H18.7.16読了

ママの狙撃銃 荻原浩4

ママの狙撃銃

曜子は41歳主婦。夫浩平と中学生の娘珠紀、幼稚園児の秀太の4人家族。
普通の一般家庭だが、曜子には夫にも言っていない大きな秘密があった。
曜子はオクラホマに10年滞在していた経緯があり、また祖父に小さな頃からある訓練を受けていた・・・。

荻原さん初読です^^
面白かった!
内容が非現実的だから、最初はちょっとついていけない部分も多かったんだけど^^;
前半はちょっと暗めで、読み進むのに時間がかかったんだけど。
後半は、家族のことを考えて動いていく曜子がかっこよかったです。すらすら入っていったし。
特に、珠紀の友達への”おしおき”は凄まじかったなぁ・・・。
スッキリした。ああいう子にはそれくらいやらないと、効かないよね。
こういうお母さん、近くにはいなくていいけど、いてもいい気がする〜

〈双葉社 2006.3〉H18.7.17読了

強運の持ち主 瀬尾まいこ5

強運の持ち主

オススメ!
吉田幸子、ことルイーズ吉田は占い師。
ショッピングセンターの片隅で占いを始めてから1年近く経つ。
占い師になってからは3年だ。
初めは姓名判断の本や、四柱推命の本を片手に、お客さんを占っていたが、今は直感で占いをすることが多い。
わりと盛況で、悩めるお客さんは絶えない。
連作短編「ニベア」「ファミリーセンター」「おしまい予言」「強運の持ち主」の4作品。

面白かったです^^やっぱり瀬尾さんの作品は好きだなぁ。
2時間くらいであっという間に読んでしまったよ。
やっぱりあったかい。読んでよかったと思える。
中でも私は「ニベア」が好きかな。
子を思う親の気持ちが、伝わってきて何だか感動してしまいました。
子どもが親を思う気持ちもね。
他の作品も大好きです^^
ルイーズの彼氏の通彦もなかなか好きです。
占い師と公務員のカップルっていうのもまたいいね^^
料理を作ってくれる男の人って何だかいいなぁ。ちょっと変なものが入っているのは、困るけどね。
でも、実際の占い師がこういうやり方で占いをしていたら些かショックかも^^;
だって、やっぱりお金を払ってみてもらってるんだからさぁ。
私は何言われるかわからないから、怖がって行った事はないけど。
本当に悩んでいる時って、人の助言も大事だよね。
私は特に優柔不断でヘタレだから、人の意見は凄くほしい。
揺れ動いている気持ちを、決心させてくれるから。最後に決めるのは自分なんだけど。
そう考えると、ルイーズはやっぱり占い師は天職なのかな、なんて、思ってしまいました。

P114「悩みなんて、人に話せた時点で半分は解決だから」

〈文芸春秋 2006.5〉H18.7.12読了

ときめきトゥナイト5

ときめきトゥナイト (1)

数年ぶりに手にして、一気に再読してしまいました^^;
漫画の力は恐ろしい。
この漫画は有名ですよね。10数年連載をしていたし。
好きな作品です。
私が小学生の頃は愛良と開陸の時でした。
でも、やっぱり1番すきなのは、蘭世と俊ですね^^
2人の出会ってからの運命というか、行く末というか、それが凄く好き。
まあ、俊が1番タイプというか、ちょっとクールで、不器用で、カッコいいところが好きだったのかも。
素直で一途な蘭世も好きだったし。
最初にコミックスを買ったのは確か愛良の回だったんだけど、25巻くらいで、最初の頃の巻が凄く気になっていたの。
それで、たまたま何処かのレストランに、「ときめきトゥナイト」の1〜10巻くらいが置いてあって。
何故か取ったのが8巻くらいだったんだけど、びっくりしたんだよ。
だって主役が愛良じゃないんだもん。
で、漫画のタッチも昔風だし。
主人公のこの人は誰なんだろうって思って少し読んだんだけど、知ったときはびっくりしたね。
愛良のお母さんじゃ〜〜〜ん!!って。
その時に初めてカナリ長い間連載されている作品だって知ったんだ。
買い集めていって、鈴世となるみの回があるってことも知ったし。結構飛び飛びで買い集めていたので^^;
で、3部全て読んで、やっぱり最初の2人が1番いいなと。思ってるんだよね。
結構古くなっちゃっているけど、ず〜っととっておきたい作品です。

TRICK劇場版23

トリック -劇場版2

自称・天才マジシャン山田奈緒子の元へ、大学教授の上田がやってくる。
上田の元へ、青沼和彦という青年が来て、依頼を受けたのだ。
彼の住む富毛村で10年前、美沙子という少女が忽然と姿を消したのだという。
だが、今になって筐神島という南海の孤島で生きていることが判明する。その島に行った男から「私はもうすぐ殺される。」という文面の美沙子からの手紙を受け取ったからだった。
すぐにでも助けに行きたいが、美沙子を連れ去ったのは筐神佐和子という恐ろしい霊能力者のため、どうしても上田の助けが必要だという。
美沙子救出の依頼を引き受けてしまった上田は、奈緒子を巻き込みつつ、佐和子が信奉者たちと暮らす筐神島へと乗り込んでいく。

初めてレイトショーなるもので観ました。
面白かったです。相変わらずのいいコンビですね。
でもな〜・・・
砕けすぎているというか、くだらなすぎると言うか・・・失礼ですかね?
それがこの映画の魅力だとは思うのですが、私はついていけない部分が多すぎました。
まず「よろしくね!」が私にはわかりません^^;「ゆーとぴあ」って、何でしょうか・・・。
小ネタが多すぎるんです。
深刻な部分もネタがついてくるし。
最初の方は特にわかりませんでした。
面白かったんですよ!でも、その部分がどうもダメでした。
ドラマをあんまり見てないのが原因でしょうか。
月一ゴローで吾郎ちゃんが批判していたのが、何となくわかった。
「トリック」がないんだよね。奇術なら、あるんだけど。。。
キャスティングはすっごく豪華だよね〜
堀北真希とか平岡祐太とか村長さんの人とか(名前わかんない^^;)
小ネタの中でも、ブックオフって単語が出てきたことと、悪魔の実とかゴムゴムの実って言葉が出てきたときは爆笑でした^^;
他局だろ!って思ったけど、この作品はあんまり関係ないのかね^^;
でも、生瀬さんや、野際さんの出番が少なかったのが残念。好きなのにぃ。
自己紹介
苗坊と申します。
読書とV6を愛してやまない道産子です。47都道府県を旅行して制覇するのが人生の夢。過去記事にもコメント大歓迎です。よろしくお願いいたします。
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