苗坊の徒然日記

読書とV6をこよなく愛する苗坊が気ままに書いてます。 お気軽にどうぞ。

ナルニア国物語 4銀のいす C・S・ルイス4

銀のいす

泣き虫でいじめられっこのジルは、同級生のユースチスと共に呪文を唱えると、異世界にいた。
その世界でライオンに出会い、行方不明のこの国の王子を探してほしいと告げられる。
その世界でであった沼人、泥足にがえもんと3人で、リリアン王子を救うべく、北へと旅路を進んでいく。

第4弾ですね。
4兄弟が出ないのもあるのかって、びっくり。
でも、出ないのもあるって後から知りました。
いや〜ユースチスも変わったね。
ちょっとヘタレなのは変わっていないけど^^;
ちゃんと勇気も持っていて、凛々しくなった。
ジルも、成長できたんじゃないかな。
ラストが結構好き^^
第5弾も楽しみ。
春休み中にナルニア国物語全制覇してやる!

〈岩波書店 2005.7〉H18.3.14読了

きっと君は泣く 山本文緒4

きっと君は泣く

椿、二十三歳。美貌に生まれた女に恐いものはない。
何もかもが思い通りになるはずだった。
しかし祖母がボケはじめ、父が破産、やがて家や職場で彼女の心の歯車はゆっくりと噛み合わなくなってゆく。
美人だって泣きをみることに気づいた椿。
弱者と強者、真実と嘘…誰もが悩み傷つくナイーヴな人間関係の中で、ほんとうに美しい心ってなんだろう?
清々しく心洗われる、“あなた”の魂の物語。

初めて読んだ山本作品です。5年前に読みました。
椿、本当にだいっきらいだったのですが、いろいろな出来事を不本意ながら乗り越えて、成長できたんじゃないかなと思います。
大魔神との大人になってからの出会いが、良かったのかなと思う。
椿は絶対同性の友達はいないだろうから。これからは親友とまでは言わなくても、いい友人関係を築いていけるのではないかと思いました。

〈角川文庫 1997.7〉H13.12.24読了

鏡の国のアリス 広瀬正3

鏡の国のアリス

ある美容整形医のところへ訪れた青年、木崎浩一。
彼は性転換手術をしたいのだという。
その理由は、少しおかしな出来事が始まりだった。

内容はなかなか面白かった。
手術をしたいっていう理由はそんなに大きなもんじゃないんだよね。
その内容がびっくりな感じで。
でも、ラストがちょこっと納得がいかないんだけどね^^;
まぁ、はっぴー・・・えんどなのかなぁ。

〈集英社文庫 1982.5〉H13.10.13読了

Summer Snow 小松江里子4

Summer Snow

運命的に出会った夏生とユキ。
2人は次第に惹かれあい、恋人となる。
しかし、ユキには夏生には言えない秘密があった。
2000年夏に放送された同名ドラマの原作。

もう6年前なのか・・・。
早いなぁ。
このドラマをやるっていったときに、剛くんの学生役はもう終わった。
みたいな事、言われてたなぁ。
20歳だったってことだもんね。
そういわれるのもまあ仕方ないか。
でも、その後の冬のドラマで大学生役やってたけどね^^;
ドラマのキャスティングは堂本剛、広末涼子、池脇千鶴、小栗旬、今井翼、藤木直人。
結構豪華だよねぇ。
若手ばっかり!っていう感じだけど^^
ドラマもしっかり見てました。

〈講談社文庫 2001.6〉H13.10.14読了

アリスの見習い物語 カレン・クシュマン4

アリスの見習い物語

両親のいない孤独な一人の少女がいた。
名前もなく、はっきりとした年齢も分からない。
いつも同じ見窄らしい服を着て、髪もぼさぼさで伸びきっている。
少女は自分で「アリス」と名づけ、毎日を送っていた。
あるきっかけから、あまり人付き合いの良くない産婆の家に住む事になる。
そこでアリスは、助産婦という仕事に立ち会う。

児童書ですね。中学生の時に読みました。
中学の時の友人に、これ面白いよ〜。読んでみて〜。
って言われて読んだ記憶があります。懐かしい・・・。
7年前か・・・^^;
アリスはとっても強い子。ずっと一人で生きてきてた。
産婆の事は始めは嫌いだけど、仕事を知っていくうちに関係が少しずつ変わっていくのがいいなぁ。
・・・今もおいてあるのかな、中学校に。
これは、中学生には良い本だと思うな。友達は正しかった^^

〈あすなろ書房 1997.2〉

マディソン郡の橋 ロバート・ジェームズ・ウォラー3

マディソン郡の橋

1965年8月16日、ロバート・キンケイドとフランチェスカ・ジョンソンは出会った。
一目見て、2人は惹かれ結ばれて2日間を過ごした。
しかし、フランチェスカにはもう家庭があり、2人はずっと一緒にいることはできなかった。
フランチェスカはそれから死ぬまでの20数年間、忘れられずにいた。

これって、実話なんだよね?
映画は有名だけど、私はあんまり知らないんだよね。
素敵な話だとは思ったけど。

〈文芸春秋 1997.9〉H14.8.14読了

凍りのくじら 辻村深月5

凍りのくじら

オススメ!
藤子・F・不二雄をこよなく愛する有名カメラマンであった父、芹沢光が失踪してから5年の月日が流れた。
母はガンに冒され、余命2年と宣告されており、もうすぐその期限が来る。
娘、理帆子はその家庭を必死で支えてきた。
子どものころから本を多く読んでいた事や、家庭の事情からか、理帆は誰と一緒にいる時でも身をおくことができず、冷めていた。
誰とでも溶け込む事ができるが、本当に気を許せる人がいない。
本当の顔を見せずに過ごしていたところに、現れた別所あきらという少年。
彼は他の人とは何処か違う。
彼の言葉に少しずつ癒されていく理帆子。
しかし、前の彼氏の存在によって、事態は変化していく。

辻村さん初読です。
すっっっっっごく面白かった。びっくりした。
良いよ。辻村さんの作品をもっと読みたい。
理帆子はとっても頭が良くて、家庭に事情を抱えている。
そのせいか、鳥瞰型で自分の居場所がどこにもない。
理帆子の考え方には着いていけなかった。なんて、ひねくれてるんだろうと思ったんだよね^^;
それには理由があったんだけど。
にしても、若尾は何なんだ〜!!
人に頼って、他人に厳しく自分には甘い。
誰かが助けてくれる。何とかなる。
自分は頭が良い。周りがバカなんだ。
お前がバカだ〜〜〜!!!って叫びたくなりました^^;
何というか・・・。
こういう若尾のような人って、たくさんいるように思うなぁ。
理帆子の過去のエピソードも、うんうんって頷ける感じだったなぁ。
そして、ドラえもん。
著者さんは詳しいねぇ。凄く調べたんだね。
私も結構詳しい方だと思うので、読んでいて楽しかったです^^
でも、年をとってもドラえもんが好きなのはいいことだと思うんだけどな。違う?
ドラえもんって、ただ面白いんじゃなくって、ストーリーも道具の真意もそんな意味があるんだなぁって、びっくりした。
これからは、ドラえもんを見る目が変わるかも^m^
ラストがよかった。ほんと、よかったよ。

〈講談社 2005.11〉H18.3.5読了

春のオルガン 湯本香樹実3

春のオルガン

隣の家の主のせいで、家族がこわれてしまったというテツ。
昨日、小学校を卒業し、ずっと自分が怪物になる夢と頭痛に悩まされているトモミ。
そんな2人がであったのは、おじさんのようなおばさんと、捨てられたたくさんの猫達だった。
そんな人たちに少し癒されながら、
2人はバスの中で暮らしていくことを決めた。

家庭が崩れていっていて、それに戸惑っている子どもの心情が良く書かれているなぁって思った。
葛藤とか、どうしたらいいのかわからない子ども達。
信頼できるのが姉弟2人だけで、寄り添って生きていこうっていうのが伝わってきた。
ちょっと切ないけど、良かったよ。

〈徳間書店 1995.2〉H15.2.23読了

T.R.Y.5

監督:大森一樹

Story
20世紀初頭の東アジアを舞台に、織田裕二が詐欺師を熱演した大作。欲深い金持ちや悪党をペテンにかける詐欺師・伊沢修。ある日、彼の前に革命家を名乗る男が現れる。男は伊沢を殺し屋から命を守ることを条件に、彼に...(詳細こちら

今日、テレビでやっていたので載せてみました。
これは大学図書館で見ましたね。確か。
織田さんがかっこよくって。適役ですよね。彼のほかにはいない!
って言う感じです^^
日本、中国、韓国でしたっけ?3カ国語を話すって話題になっていたように思います。
ハラハラドキドキだったけど、面白かったです。
原作を持っているけど、まだ読んでいないんだよね^^;
今度、読みます〜。

対話篇 金城一紀5

対話篇

オススメ!
「恋愛小説」
僕は大学の同級生で誰とも関わろうとしない学生に、話を聞いてほしいと頼まれる。
彼に関わるものは、必ず「死」が訪れるというのだ。
彼は自分を死神だといい、過去についてを話し出す。
「永遠の円環」
「僕」の命はもう長くはない。
脱走を試みたが、失敗に終わった。しかし、「僕」にはやらなければならないことがある。
大学の同級生Kが見舞いに来たとき、相談を持ちかける。
ある人を、殺したいのだと。
「花」
「僕」は頭に大きな爆弾を抱えている。
脳の動脈瘤が大きくなっているのだという。
手術をしなければ、いつ爆発するか分からない。
「僕」は恐怖に覚えて毎日を送っていた。
そんな時、「僕」にひとつのアルバイトを依頼される。

「GO」やゾンビーズシリーズとは違って、金城さんらしくなく、大人しい作品。
でも、金城さんらしさがところどころあって、流石だな〜って言う感じです^^
どの作品も好きだけど中でも「花」が好きかな。
2人とも心の中に闇を抱えていて、車の中だけの出来事なのに、重たいけど良い空気が流れている気がしました。
病院へ着いてからの出来事が、ただただ感動でした。
奥さんの愛がたくさん詰まっています。
やっぱり金城さんはいいなぁ^^
そして、「永遠の円環」
「SPEED」に通じています。それもまた面白いんだよね^^

〈講談社 2003.1〉H16.1.21読了

耳をすませば5

監督:近藤喜文

Story
宮崎駿がプロデュースと脚本を努めた、近藤喜文監督による青春アニメ。受験生にもかかわらず、読書が好きで図書館に通う中3の女の子・月島雫の淡い恋愛を通して、思春期の不安や乙女心、憧れを爽やかなタッチで描く...(詳細こちら

ジブリシリーズとしてこちらも・・・。
この作品「ハウルの動く城」を見るまでは私の中で1番でした。
珍しい?
でもねぇ。すっごく好きなんだよぉ、この作品。
始めてみたのは雫たちと同じ中3の時。
最後の台詞で、感動してしまったのさ^^;
私、ロマンチストだから(笑)
いいなぁ〜☆って思いながら見てました^^
これが1番って人はあんまりいないと思うけど。
私は好きですねぇ。

ナルニア国物語 3 朝びらき丸 東の海へ C・Sルイス4

朝びらき丸 東の海へ

エドマンドとルーシィ、そして従兄弟のユースチスは部屋に飾ってあった額の絵の中へ吸い込まれた。
そこはナルニア国の外海で、王となったカスピアンが航海の旅に出ている時だった。
前王のたくらみにより、行方不明となってしまった亡き父の7人の友人達を探して進んでいく。
そのいく先々で出会う危険と人々。
王たちは様々な不可思議な出来事に遭遇します。

第3弾です。
スーザンとピーターはでてきません。
その代わりに出てくるのがユースチス。
こいつはムカついたわ〜><
ひねくれた子でしたよ。
まあ、冒険をしているうちに結構成長していくんだけどね。
次回も楽しみ。
今度はどうなるんだろう。気になるなぁ。

〈岩波書店 2005.7〉H18.2.28読了

はじまりのことば 可能涼介3

はじまりのことば

将来は詩を書く人になりたい唯一(ただいち)。
彼の周りには、影響を与えてくれる人がたくさんいる。
「かまど」「オペール」「坂田塾」という唯一の行く場所にいる人々である。
彼らは選ばれた人しかもっていない「黄金の血」を持っている。
唯一は、彼らから言葉の可能性を見出していく。

唯一は小学生の男の子。
ちょっとませてるけど、純粋で本気で詩人になりたいと思ってる。
唯一が出会う人たちは、本当に素敵な人ばっかり。
こういう人たちにたくさん会えることができたら、良いなぁって感じるような作品。
「黄金の血」って、ゲームみたいだけど、そういうストーリーではないです^^;
普通に、夢を追いかける少年の話。
私は結構好きです。

〈理論社 2001.1〉H14.5.25読了

猛スピードで母は 長嶋有4

猛スピードで母は

「サイドカーに犬」
数年ぶりに上京した弟に会いに行った薫。
弟を待っている間、薫が小学校4年生の夏休みに母と入れ違いに家に来た洋子という女性を思い出す。
「猛スピードで母は」
母と2人暮らしの慎は、M市に住んでいる。
ガソリンスタンドなどの仕事を転々とし、いつも違う恋人を連れてくる。

ストーリー書きにくいな^^;
両方とも賞を獲った作品なんだよね。
共通点は、片親に育てられたって言う事かな。
でも、両親も子どもも結構奇抜な感じで、面白いよ^^いい人たち。
「サイドカーに犬」の洋子さんもなかなか良かった。
この人の作品は、これからも読んでいきたいと思うね。

〈文芸春秋 2002.1〉H14.10.8読了

種まく子供たち−小児ガンを体験した七人の物語− 佐藤律子4

種まく子供たち―小児ガンを体験した七人の物語

小児ガンとなった7人の子どもたちの物語。
7人が必死でがんと闘っている姿が書かれている。
本人や家族が語っている手記である。

金八先生だったかなぁ。
そのドラマの中で紹介していたらしい。
私は高校の図書館にあったから、気になって読んだ記憶があるけど。
子どもがガンだなんて、信じられないよね。
読んでいて、涙が出てきたよ。
こんなに立派な子供たちが、どうしてガンに冒されなきゃいけないんだろう。って。
必死に生きている姿が分かる本です。
私も見習って、前向きに生きていかなきゃなって、思った。

〈ポプラ社 2001.4〉H14.3.22読了

地下街の雨 宮部みゆき4

地下街の雨

麻子は同じ職場で働いている男性と婚約したが、挙式2週間前に破談となった。
会社を辞め、今はウェイトレスをしている。
その新しい仕事場で”あの女”に出会った。
その女性の正体とは・・・。
他「決して見えない」「不文律」「勝ち逃げ」「ムクロバラ」「さよなら、キリハラさん」
を収録。

実は、結構前に読んだのでこの作品以外はあんまり覚えていないのです^^;
始めの作品は恐いのかと思ったけど、なるほど〜そう言う事だったのね。
と納得。
どの作品も、ミステリとホラーが混じっている感じかな。
面白かったです。

〈集英社 1994.4〉H14.7.24読了

月曜日の水玉模様 加納朋子4

月曜日の水玉模様

片桐陶子は一般事務職のOLである。
どこにでもいるような女性だが、ただ違うのは、父も母もおらず、祖母に育てられたと言う事。
陶子は、企業の信用限度調査を取り扱っている仕事をしている萩広海と共に、様々な事件や問題を解決していく。

連作短編小説です。
事件といっても、ミステリのような殺人事件はまったくなくって、かわいい程度のこと。
何気なく過ごしている中で、起きるかもしれない小さな事件っていう感じかな。
萩君がかわいくって^^
ぼけっぷりがいいです。
私は特に「土曜日の嫁菜寿司」が好きです。

〈集英社 1998.9〉H15.3.10読了

猫の恩返し4

監督:森田宏幸

Story
2002年同時上映され、日本映画興収No.1を記録した、スタジオジブリ作品2作品をパッケージ化。猫を助けた女子高生の冒険をファンタジックに描いた『猫の恩返し』と、架空のアニメ制作会社を舞台にしたショートストー(詳細こちら

声優が結構豪華だよねぇ。
ストーリーも結構好き。
バロンはかっこいいよねぇ。こんな紳士的な人がいたらいいのになぁ。
なんて、思ったりして。
柊さんの原作の漫画も読みました。
漫画もいいけど、やっぱり映画かな。
池脇千鶴の声が合ってたなぁって思ったよ〜。

約束の庭 ゆうきえみ4

咲は数ヶ月前に引っ越してきた。
咲は母子家庭で母親は働いており、遅くまで帰ってこないため、いつも一人だった。
一人だと落ち着く図書館へ、いつも咲は行っていた。
そこで、一人の男の子が話しかけてくる。
何処かで見たことのある顔・・・。
クラスメートの丈君だった。
彼は咲にアンモナイトの化石を見せてくれたり、秘密基地を教えてくれたりした。
しかし、彼はクラスでいる時は話しかけないように咲に告げる。
咲はその約束を守っていた。
クラスでの丈君は、図書館で2人で過ごしている時とは別人のようだった。
咲を見ても、話しかけてもくれない。
本当に、彼は丈君なのだろうか・・・

が、画像がない・・・。
これは、児童書です。
小中学生向き^^;
でも、結構奥が深くって印象に残っている本です。
丈君の秘密。そして、咲と丈君の関係。
読んでいくうちにいろんな事が見えてくる本。
絵も多いんだけど、普通に読んでいて引き込まれました。

〈ポプラ社 1995.8〉H15.2.24読了

エンド・ゲーム 常野物語 恩田陸4

エンド・ゲーム―常野物語

オススメ!
拝島時子がゼミの旅行から帰ってきたとき、電話がかかった。
母の瑛子が、旅行先で倒れたという。
時子はすぐに母の元、岐阜へと向かった。
母の症状は、ただ、眠っているだけ。
あとは何の異常もないという。
まさか、母は遂に「裏がえ」されたのだろうか。
時子は恐怖におびえる。そして、家に帰ってきたときに違和感を感じた。
父が失踪した時から、冷蔵庫に貼りつけてあった、電話番号のメモがなくなっていたのだ。
悩んだ末に、時子はメモに書いてあった電話番号へ連絡を入れる。
それから「洗濯屋」の、火浦と言う男性に会うことになった。

常野物語「オセロ・ゲーム」の続編です。
そちらを読んでから、読むことをオススメします。
遂に分かった拝島家の真実。って言う感じかな。
10年以上も姿を消していた父親の姿が浮かび上がってくる。
何故今頃になって、現れてきたのだろうか。
そして、一族に伝わる「裏返す」「裏返される」という行為は何なのか。
ドキドキしながら読みました。
やっぱり読むのは止まらなくなって、結局1日で読んじゃった^^;
でも、ラストがやっぱり、ちょこっとだけ、ん?って思ってしまったんだけどね。
とても強かった父は、本当に「裏返され」たのだろうか。信じたくない。
瑛子はずっとその思いを抱えて10数年を生きてきた。
それなのに、この結末でいいのかなぁって、ちょっと思ったんだ。
素敵なラストだとは思うんだけど。
そして、初めて登場した「洗濯屋」
「洗って、叩いて、白くする」という行為を行っている人々。
恩田さんの世界観は凄いです。
よく思いつくなぁ、って。
全体的には、私は満足です。
この家族には、幸せになってほしいなぁと思いました。

〈新潮社 2006.1〉H18.2.19読了

博士の愛した数式5

監督:小泉堯史

Story
小川洋子のベストセラー小説を小泉尭史監督が映画化。80分しか記憶がもたない天才数学博士の下で働くことになった家政婦とその息子の交流を描いた感動作。圧倒的な存在感と演技力で博士役を演じた寺尾聰をはじめ、深...(詳細こちら

数学教師のルート先生の初授業。
ルート先生は、授業の前に数学を好きになったきっかけをくれた博士の話を始めます。
ルート先生は母親との2人暮らし。
母親は家政婦で、博士の家を担当する事になりました。

今日、映画を見に行きました^^
とっても良かったです^^
やっぱり雰囲気がいいね。
面白い部分もあったし、穏やかな時間の流れ方が凄く好き。
原作も良かったけど、映画もよかったです。
予想通りキャスティングも良かったし。
吉岡さんと子役の齋藤くん?も、合っていたしね^^
寺尾さんも深津さんも良かったし。
数学やりたくなったなぁ。
やったとたんにイヤになると思うけどね^^;

ニューヨークの恋人5


Story
メグ・ライアン主演のラブロマンスが初公開シーンを追加したロングバージョンで登場。ニューヨークで暮らすキャリアウーマン・ケイトの前に、1876年の貴族がタイムスリップしてきた。ケイトと彼は恋に落ちるが、彼に...(詳細こちら

この間テレビでやってたね。
私はちょっと前にレンタルで借りてみました^^
すっっっっっごく良かったの〜
こういう話大好き☆
時代を超えてめぐり合うなんて、素敵だよね〜♪
でもまぁ、男の人と一緒に見ると、照れくさいかもだけど^^;
やっぱり貴族だから振る舞いが素敵なんだよねぇ。
紳士的で、やっぱり女性のエスコートが上手いのよね。
ついついDVDも買っちゃったもんね^^;

またたび さくらももこ3

またたび

さくらももこさんのエッセイ。
雑誌「富士山」の取材のために行った場所の爆笑レポ掲載。
ロンドン おシャレでステキな物がいっぱい
気になっていた街ハバロフスク―近い外国1
室内派のためのグアム―近い外国2
ヤキニクだけじゃない韓国―近い外国3
石井さんのローマのとんでもない休日
宝石原産地の旅 スリランカ
何度も行きたい街 ベニス
食は広州にあるか、どうか!?
やっぱりおいしいホンコン
チベット 高山病の旅
中国雲南省 お茶買いの旅
世界遺産 日光
怒涛のクルージング
ももこ御礼の旅、仙台へ

もの凄く久しぶりにさくらももこさんのエッセイを読んだ。
面白いねぇ。
昔のやつも、久しぶりに読んでみようかしら。
にしても、いろんなところに行っていろんなもの食べてるねぇ。
羨ましい。。。
息子さんもかわいいね^^
お母さん想いのステキなお子さんだったよ^^
そして、ヒロシさんも面白いねぇ。
漫画通りって感じが・・・^^;

〈新潮社 2003.6〉H18.2.15読了

ポプラの秋 湯本香樹実3

ポプラの秋

千秋の元にかかってきた1本の電話。
母からで、大家のおばあさんが亡くなったと言う知らせだった。
6歳の時に父を失い、千秋は母と2人でポプラ荘に引っ越してくる。
そこには、不気味で不思議な大家のおばあさんがいた。
おばあさんは、私によく、天国の話を持ちかけるのだ。
自分は死者に手紙を届ける役目なのだと千秋に語った。
それから千秋は、父宛の手紙を書き始める。

湯本さんの作品は、いつも「死」が関わっているような気がする。
全部じゃないけど。
これも、そう。
おばあさんの死もそうだし、父親の死もそう。
母親が、父親のいない分、働いている間に、千秋は迷惑を掛けまいと頑張っていて。
それを分かってくれて何かと尽くしてくれたのがそのおばあさん。
2人の会話は微笑ましくて、何だか素敵。
おばあさんは、素直に優しいという感じではないけれど、おばあさんなりの愛情は、伝わってきた。
大人になった千秋は、18年という歳月の間に多くの事があって、葬式に向かう途中で昔を思い返している姿は、何だか少し切ない気がした。

〈新潮文庫 1997.7〉H14.7.27読了

黄昏の岸 暁の天 小野不由美5

黄昏の岸 暁の天(そら)〈上〉―十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート
黄昏の岸 暁の天(そら)〈下〉―十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート

オススメ!
戴国の王が登極して半年。
泰王の驍宗は国の再興にむけて、毎日を性急にこなしていた。
しかし、かつての仲間である阿選による謀反に合い、泰王はいなくなり、王の悲報を聞き、ショックを受けた泰麒。
阿選に角を抉り取られ、ショックで蝕鳴を起こし、蓬莱へ流れた。
それから6年。
偽王の政圧も始まり、将軍季斎は命を懸けて慶国の王に助けを求めた。
しかし、陽子は王になって2年。
まだ慶も余欲はなかった。
まずは、泰麒の行方を捜すことになる。

陽子も登場する、戴国のお話。
戴の国の話はいつも暗いんだよねぇ。
仕方がないんだけど、もう幸せになってもいいと思うんだけどな。
泰麒がいなくなっている間の話は「魔性の子」に乗っています。
それと一緒に読むと面白いかもね^^
陽子と泰麒は歳が近いんだよね。
泰麒は小さいイメージしかないから、なんだか変な感じがしたな。

〈講談社文庫 2001.5〉H16.3.8読了
自己紹介
苗坊と申します。
読書とV6を愛してやまない道産子です。47都道府県を旅行して制覇するのが人生の夢。過去記事にもコメント大歓迎です。よろしくお願いいたします。
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