苗坊の徒然日記

読書とV6をこよなく愛する苗坊が気ままに書いてます。 お気軽にどうぞ。

ひとがた流し 北村薫4

ひとがた流し

アナウンサーの千波、作家の牧子、元編集者で写真家の妻となった美々は、高校からの幼なじみ。
牧子と美々は離婚を経験、それぞれ一人娘を持つ身だ。
一方、千波は朝のニュース番組のメインキャスターに抜擢された矢先、病を宣告されて降板を余儀なくされる。
それを契機に、三人それぞれの思いや願い、そして、ささやかな記憶の断片が想い起こされてゆく。

素敵な作品でした。
登場人物が1回ずつ主人公になるのよね。
それがまた良かった。
出てくる人みんなが相手に対してどう思っているのかがわかるから。
やっぱり1番気になったのは千波さん。
仕事にかける情熱も素晴らしい。女性として尊敬したいくらい。
その分、千波に与えられた試練は厳しいな。
良秋という最良の人に出会えた事は、良かったんだけど。
二人の関係はとても羨ましいくらい。素敵でした。
そしてなにより、千波、牧子、美々の関係がいい!こういう友達関係を築いていけたら、いいなぁと思う。
牧子とさきは「月の砂漠をさばさばと」のお二人なのね。
千波が歌を歌うまで気付かなかった・・・。
鈍いなぁ・・・。

〈朝日新聞社 2006,7〉H18.10.6読了

螺旋階段のアリス 加納朋子5

螺旋階段のアリス 文春文庫

オススメ!
大企業のサラリーマンから憧れの私立探偵へ転身を果たした仁木順一。
しかし、依頼者はこず、事務所で暇を持て余していた。
そんな仁木の前に現れた美少女・安梨沙。
亡き夫が自宅に隠した貸金庫の鍵を探す主婦、自分が浮気をしていないという調査を依頼する妻。
人々の心模様を「不思議の国のアリス」のキャラクターに託していく七つの物語。

大学で「虹の家のアリス」を頼んで、来週あたり読めそうなので、先のシリーズを読みました。
日常ミステリだね。加納さんお得意の^^
面白かったです〜!!さすが!!
探偵の仁木は、最初は「名探偵コナン」にでてくる小五郎のおっちゃん並みに頼りないなぁと思っていたんだけど、段々探偵っぽくなっていったね^^
「冬のオペラ」の巫さん・・・まではいかないけど・・・。
探偵っぽくなっていた。
次の作品も気になります。
突然やってきて、強制的に助手になった安梨沙だけど、とってもいいコンビだと思います。
仁木の奥さんもとっても素敵。
やっぱり加納さんの作品は好きだな〜

〈文芸春秋 2000.11〉H18.10.4読了

ヘイフラワーとキルトシュー4

ヘイフラワーとキルトシュー

制作年度 2002
制作国 フィンランド
監督 カイサ・ラスティモ
出演者 カトリーナ・タヴィ 、ティルダ・キアンレト 、アンティ・ヴィルマヴィルタ
脚本 カイサ・ラスティモ 、マルコ・ラウハラ
原作 シニッカ・ノポラ 、ティーナ・ノポラ
撮影 ツオモ・ヴィルタネン
音楽 ヘクター
時間 72分+特典映像
7才と5才の姉妹、ヘイフラワーとキルトシュー。
なかよしの2人はいつも一緒に遊んでいる。
ジャガイモの研究のことしか頭にないパパと大学出で家事が全くできないママ。
両親2人はそんな状態だから、妹キルトシューの面倒も家事も全てしっかり者の姉ヘイフラワーに任せきり。
そんなヘイフラワーの気持ちにお構いなく、キルトシューはワガママのし放題。
ところが、あと1週間するとヘイフラワーは小学生になり、学校へ行かなければならない。
キルトシューのことと家のことは一体どうなってしまうのか。

去年、テレビで紹介されていて、凄く可愛いなぁと思ってたんだよね。
で、観みました。
子役の二人がかわいい!!とっても!
さすが、500人のオーディションの中から選ばれただけある。
ブロンドで、目が青くて。綺麗な子だったな〜。
ムーミンの故郷、フィンランドの作品。2002年にフィンランドで公開。
去年、日本でも公開されたんだよね。
ヘイフラワーは家事やキルトシューの面倒をみるしっかりした子。
キルトシューは頑固で自分の思い通りにいかない時がすまない。
ヘイフラワーの怒りも我慢ができない所まできてしまった。
兄弟ものだと、私はどうしても上の子の味方になってしまう。
気持ちがわかるからね。上だし。
私はこんなにしっかりしていないけどね^^;
だからキルトシューが憎らしくって^^
でも、何だかんだといって仲直りするのよね。
とっても大人びているヘイフラワーが可愛かったです。

白い犬とワルツを テリー・ケイ3

白い犬とワルツを

長年連れ添った妻コウラに先立たれ、自らも病に侵されたサムは、暖かい子ども達の思いやりに感謝しながらも一人で余生を生き抜こうとする。
妻の死後、どこからともなく現れた白い犬と寄り添うようにして。
犬は、サム以外の人間の前にはなかなか姿を見せず、声も立てない。
始めは追い払おうとしていたサムだったが、段々その白い犬を愛おしく思うようになる。

う〜ん・・・感動的なのを想像していたのですが。
ちょっと違いましたね。
家族や奥さんの愛はたくさん感じましたが。
でも、娘さん二人を好きになれなかったな〜
父親を心配しているのはわかるけど、病気についてとか決め付けすぎ!
父親の事、ちゃんと見てるのかなって思っちゃう。
義理の息子達の方がしっかりしてると思っちゃったよ。
それは私がまだ子供の考えだからなのかなぁ。
う〜むむむ。
嫌いではないんですけどね^^;

〈新潮社 1998.3〉H18.10.1読了

劇場版 名探偵コナン 天国へのカウントダウン4



名探偵コナン―天国へのカウントダウン

キャンプの帰りにコナンとそのクラスメイトは日本一の高さを誇る“ツインタワービル”に立ち寄る。
たまたま居合わせた毛利小五郎ら一行と合流し、ビルのオーナー、そして関係者を紹介されるが、彼らは次々と何者かに殺害されてしまう。
死体の脇にはなぜか割れたお猪口が残されていた。
時を同じくして、新一の体を小さくした組織の人物たちもなぜかツインタワービルに集まっていた。
制作年度 2001
制作国 日本
監督 こだま兼嗣
声の出演者 高山みなみ 、山崎和佳奈 、神谷明
脚本 古内一成
原作 青山剛昌

昨日、こっちも放送されてたので、アップしました^^
もう5年前の作品なのか〜。で、5作目の作品。
DVDに録画してたんだけど、以前に録画していた事が判明。
まぁ、いっか^^
この作品は、少年探偵団と蘭ちゃんが大活躍!
ビルからコナンを抱いて飛び降りるシーンは素敵です。
でも、自分の子どもを抱いてる若奥さんにしか見えな・・・ゲホゴホ。
最後にビルから脱出する探偵団もカッコいっす。
コナン(新一)はなんでもできるよねぇ。
一体ハワイでどんな特訓をしていたんだろうか^^;
それが気になる。
どんどんコナンをテレビでやってほしいな。
DVDに録画して保存版にするんだ

名探偵コナン 10周年スペシャル

やってましたねぇ^^
映画も見たけど、やっぱり実写版〜☆
最初はためらってたけど、面白かったよ^^
新一は小栗君で、合ってたかな。うん。
1つ言うなら蘭と新一の背の高さが違いすぎるのが気になったけど。
かっこよかった。
蘭や園子はもうちょっと大人っぽかったらよかったんだけどな〜。
そしたら、釣り合うかなと。
智花ちゃん、可愛かったけど^^
そして!
おっちゃんだよ〜小五郎のおっちゃん!
陣内さんほど適役な人はいないね。
ピッタリ。あのはじけ具合とか、真面目な所も。
おっかしかったなぁ^^
ずっとみてたら、何だかキンキのつよちゃんの金田一少年を思い出しちゃった^^
水川あさみさんも出てたし、尚更金田一だわ〜。
小栗君のアップが出てきたとき、冗談で「じっちゃんの名にかけて」って言ってた^^
おっちゃんと新一のコンビもよかったです。
漫画で見れる事はあるかな〜
面白かったです。

〈あらすじ〉
数々の難事件を鋭い推理で解決する高校生探偵の工藤新一はマスコミの注目の的で、警視庁の目暮警部も一目置く存在だ。
新一の学校では、3日間の予定で修学旅行に行くことになっていた。
だがその前日、新一の元に“修学旅行中、クラスメートの誰かを誘拐する”という内容の挑戦状が届く。
そこには“クラスメートを守り切れれば君の勝ち。
守れなかったら「高校生探偵」の名前を返上してもらう。
ヒントは船の上”と書かれてあった。
一行は初日、1時間の湖上クルージングを楽しむことになっていた。

かんたん!勝負ごはん 小栗左多里5

かんたん!勝負ごはん

「母に習えばウマウマごはん」に続く料理コミックエッセイ第2弾。
昔から食べている和食を現代風にアレンジ。
そのおいしさの秘密とは。
手軽で作りやすいメニューを中心に、料理に初挑戦したトニーのレシピも公開。

小栗さんの料理レシピの最新刊です〜^^
相変わらずお母様は素敵だね!
結構手軽に作れそうな感じ。
凄くおいしそうだし、お母様の料理のコツも書かれてる。
作ってみよう^^


〈ヴィレッジブックス 2006.9〉

きみの友だち 重松清5

きみの友だち

オススメ!
―――恵美は、小学生の時に交通事故に遭い、一生松葉杖を使わなければ歩けない身体になってしまった。
それがきっかけとなり、小学校では浮いた存在になってしまい、独りになった。
しかし、クラスの大縄跳び大会のとき、共に縄を回す側になった由香と出会った事で、友達になった。
―――ブンこと、文彦は勉強、スポーツ、何をしてもクラス一の優等生。
しかし、モトが転校生としてやってきた事で、立場が変わろうとしていた。
モトは何をさせてもブンよりも少し能力が上だった。
それがブンには、面白くない。
恵美とブン。またその周りを取り巻く友達を描いた連作短編集。

面白かったです。さすがですね〜^^重松さん。
重松さんの作品は、リアルすぎて恐い感じがするのもあるけど、これは納得することばかりだった。
小中学生の事を、良くわかってらっしゃる。
私も、過去の事だけれど。
恵美が独りになってしまった事は自業自得な部分もあるけれど、友だちって何なんだろうな〜
私も友達は多い方じゃない。
でも、深く付き合えている・・・とは思う。どうだろ^^;
どの主人公も、いるいる!って言う感じだったな〜。
中学の時から思っていたけど、どうして女子ってグループでまとまろうとするんだろう。
謎。一人浮いた人が出てくると、どうして避けようとするんだろうな〜
私はどのグループにも属してなかったな。
といっても、仲間はずれってワケじゃなかったと思う・・・けど。
私はどうしても、堀田ちゃんのような人は好きになれなかった。
仲間はずれになって当然だとも思った。
誰にでもいい顔して、別に興味もないのに話に入り込んでくる。
話に盛り上がっている所に「なになに?」って入ってくるのは正直ウザイし、迷惑だし、一気にテンション下がるんだよね。
・・・な〜んて事を考えて読んでいました^^
最後が素敵だったな〜
感動的です。
中でも好きだったのは、ブンとモトかな。
お互いがライバルで、尊敬しあえる相手って、そうそういないよ。
二人とも、かっこよかった^^

〈新潮社 2005.10〉H18.9.29読了

エリザベスタウン4

エリザベスタウン

シューズ会社に勤務するデザイナーのドリューは、彼が開発した新作シューズが10億ドルの負債を抱え失敗に終わり、会社をクビになってしまう。
恋人にも捨てられ生きる望みを失ったドリュー。
追い討ちを掛けるように、故郷を訪れていた父が急死したとの報せ。
失意の中、ケンタッキー州の小さな街、エリザベスタウンへと向かうドリュー。
向かう途中の飛行機の中で、キャビンアテンダントのクレアと出会う。

わりと面白かったです^^
始めのストーリーもとっつきやすくて、引き込まれた。
何だか可哀相っていうところから始まったんだけど。
124分が短く感じました。
ストーリーがぎこちなく、不器用に進んでいく感じがした。
好きなシーンはドリューとクレアが携帯電話で一晩話をするところ。
映画の中でこういうシーンって、珍しいなぁと思ったし。
そして、最後にクレアの作った地図でドリューが旅をするところ。
監督の音楽マニアな事がわかるらしい^^;確かに。
1つ言うならば、お母さんの演説?がちょっと嫌でした^^;
不幸のどん底にいて、死にたいとも思っていたドリューだけど、父がどれほど人に愛されていたかを知り、またクレアというとっても変わっていて、凄く前向きな女性に出会ったことで、生きる意味を見出すんだよね。
何だか無性に一人旅をして見たくなりました。

池袋ウエストゲートパーク 石田衣良4

池袋ウエストゲートパーク

オススメ!
「池袋ウエストゲートパーク」
工業高校を奇跡的に卒業して以来、プーをしている真島誠は、森正弘と水野俊司と共につるんでいる毎日だ。
池袋ウエストゲートパークで、ヒカルとリカに出会い、5人で行動する事が増えていった。
近頃、ラブホテルで暴力され、意識不明で少女が発見される事件が多発している。
リカも、ラブホテルで死体として発見されてしまう。
「エキサイタブルボーイ」
GKのリーダーであるタカシに、頼まれごとをする。
夏の事件で世話になったため、断れない。
今回は、ヤクザ絡みの話だった。
関東賛和会羽沢組の組長の娘が行方不明なのだという。
そこで、中学の同級生であるサルこと富士男と再会する。
「オアシスの恋人」
マコトは中学の同級生で、ヘルス嬢をしている千秋に恋人のカシーフを助けてほしいと頼まれる。
千秋が客にスピードの常習犯にさせられ、カシーフが怒り、その男のスピードを燃やしてしまったのだ。
「サンシャイン通り内戦」
池袋は今、危険地帯と化している。
かつてはGボーイズが仕切っていた池袋。
しかし、新年とともに一人のガキ、尾崎京一が現れてから事態は変化していった。
京一はレッドエンジェルスというチームを掲げ、勢力を伸ばしていった。
春からこのチームは正面でぶつかるようになった。
内戦は悪化し、それぞれのチームのカラーである「赤と青」を身につけている人は狙われるようになった。
この状況にうんざりしていた中立の立場のマコトは、ビデオジャーナリスト松井加奈と共に、内戦を追う。

ようやく読みました〜。今更って感じですが^^
ドラマは見てませんでした。
でも、マコトは長瀬君がイメージで浮かんできちゃって^^
まあ、それはそれでいいか。とも思います。結構イメージはあっている気がしたし。
ドラマは暴力的なイメージだったのですが、結構平和な部分もあるんだなぁと思ってちょっと驚きました。
暴力ではやっぱり解決はしないんだね。なるほど。
結構でていますよね〜シリーズ。
正直、大変そうですが、少しずつ読み勧めていこうかと思います。
ドラマは・・・みるかな〜
他の配役も気になるっちゃなるけど^^

〈文芸春秋 1998.9〉H18.9.29読了

三毛猫ホームズの犯罪学講座 赤川次郎3

三毛猫ホームズの犯罪学講座

栗原課長の代理として、F女子大学で三日間の特別講義をする羽目に陥った片山義太郎。女性恐怖症に耐えながら、しどろもどろで一日目を終えたところ、意外にも女子大生から大人気。
ところが二日目の講義の真っ最中、天井から鎖で吊るされた女の子の死体がおりてきた!
それをきっかけに、F女子大とその裏手の女子学生会館で謎の連続殺人が…。

今回の舞台は女子大!ということで女性の苦手な義太郎にとってはある意味辛い現場ですね。いつも不思議なのだけど、義太郎ってどうして女性が苦手なのに、女性が寄ってくるんだろう。他の男性から見たら羨ましくてしょうがないですよね^^;
ヘタレな男性に母性本能をくすぐられるんでしょうか。
でも、私も嫌いじゃないです。

〈光文社 1991.5〉

鉄道員 浅田次郎4

鉄道員(ぽっぽや)

北海道にある美寄駅が、春からなくなることになった。
ここから学校へ通う学生以外ほとんど使うことのない駅。
その駅があと2ヶ月でなくなる。
駅長の佐藤乙松は数十年、ここに住んで鉄道員をしている。
どんな事があっても、時間になると手旗を握り、警笛を吹かなければならなかった。
そのため、犠牲にしたものも多い。
妻が死んだときも、娘が死んだときも、乙松は駅に立ち続けていた。
ほか
「ラブ・レター」「悪魔」「角筈にて」「伽羅」「うらぼんえ」「ろくでなしのサンタ」「オリオン座からの招待状」を集録。

映画化もされたこの作品。
最初に読んだ時、短編だったんだ〜と思った。
映画になるんだから、長編だと思っていたんだけど。
素敵な作品ですねぇ。
人のあったかさがにじみ出てる。
どの作品も素敵だったなぁ。
「鉄道員」も感動的だけど、私は「ラブ・レター」も凄く好き。
切ない話だけど、素敵だった。
この作品って、直木賞受賞作品だったんだね。知らなかった。
それも納得の作品だね^^
世代を問わず、たくさんの人に読んでほしい作品です。

〈集英社 1997.4〉

真珠の耳飾りの少女5

真珠の耳飾りの少女 通常版

オススメ!
制作年度 2003
制作国 イギリス/ルクセンブルグ
監督 ピーター・ウェーバー
出演者 スカーレット・ヨハンソン 、コリン・ファース 、トム・ウィルキンソン
脚本 オリヴィア・ヘトリード
原作 トレイシー・シュヴァリエ
撮影 エドゥアルド・セラ
音楽 アレクサンドル・デプラ
時間 100分
1665年のオランダ、デルフト。つましい家庭の少女グリート。
彼女は、タイル職人の父が事故で失明したことから一家の家計を支えるため働きに出る。
そして、画家ヨハネス・フェルメールの家で奉公することとなった。
夫婦ゲンカが絶えず、子供たちが騒々しい中で日夜働き続けるグリート。
そんなある日、フェルメールはグリートの窓掃除がきっかけで新作を描くきっかけを掴む。
フェルメールは彼女の色彩感覚を認め、絵の具の調合を手伝わせるようになる。
しかし、フェルメールの創作意欲を刺激するグリートの存在は、やがて周囲に思わぬ波風を起こしていった…。

気になってた作品。ようやく観る事が出来ました。
実際にある絵画だとは知らなかったので、最後に絵が出てきた時はびっくり。
映像、人の行動一つ一つが絵になるなぁと思った。
野菜を切っている姿、選択をしている姿。晩餐会の様子。
最後に「真珠の耳飾りの少女」の絵画がでてきたけど、そっくりだったな〜。びっくり。
しぐさや、目を合わせるシーンが何だかドキドキしてしまいました。
2人が、絵を通して惹かれあっている(通じ合っている?)のが良く伝わる。
光の加減とか、行動一つ一つに気を遣って撮影したんだろうな〜っていうのが、わかる。
素敵な作品でした。

魔法飛行 加納朋子4

魔法飛行

もっと気楽に考えればいいじゃないか。手紙で近況報告するくらいの気持ちでね―という言葉に後押しされ、物語を書き始めた駒子。
妙な振る舞いをする“茜さん”のこと、噂の幽霊を実地検証した顛末、受付嬢に売り子に奮闘した学園祭、クリスマス・イブの迷える仔羊…
身近な出来事を掬いあげていく駒子の許へ届いた便りには、感想と共に、物語が投げかける「?」への明快な答えが。

「ななつのこ」の続編、駒子シリーズ第2弾ですね。
私はこちらを先に読んでしまったので、失敗したなぁと思いました。
瀬尾さんが何者なのかわからなかったので^^;
再読したいなぁとも思ってます。両方。
瀬尾さんと駒子が「ななつのこ」よりもちょっと距離が縮まっているように感じます。
進展が気になっている読者としては、嬉しい限り。
そして、日常ミステリは相変わらず、凄いですね〜。
この続編が、10年後に発刊されるとも知らず^^;

〈東京創元社 1993.7〉

コンビニ・ララバイ 池永陽4

コンビニ・ララバイ

小さな町の小さなコンビニ、ミユキマート。
オーナーの幹郎は妻子を事故で亡くし、幸せにできなかったことを悔やんでいた。
店には、同じように悩みや悲しみを抱えた人が集まってくる。
堅気の女性に惚れてしまったヤクザ、声を失った女優の卵、恋人に命じられ売春をする女子高生…。
彼らは、そこで泣き、迷い、やがて、それぞれの答えを見つけていく―。
温かさが心にしみる連作短編集。

素敵な作品でしたね。
最初はオーナーのあまりにもやる気のない経営にいらいらした部分もありましたが^^;
どの作品も良かったです。
どの章の主人公達も、何かしら心に闇を抱えている。
そして、解説でもでているけど、大きな展開を見せず、自分自身が変わろうとしている所で終わる。
だから、これからどうなるのかなって考える事も出来る。
オーナーが最愛の家族の死を乗り越えているからこそ、人をかわらせる言葉を伝えられるんじゃないかな〜と思う。
一つ一つの言葉がずっしりと重い。
良かったです。

〈集英社 2002.6〉H18.9.22読了

ALWAYS 三丁目の夕日5

ALWAYS 三丁目の夕日 通常版

オススメ!
制作年度 2005
制作国 日本
監督 山崎貴
出演者 吉岡秀隆 、堤真一 、小雪
脚本 山崎貴 、古沢良太
原作 西岸良平
撮影 柴崎幸三
音楽 佐藤直紀
時間 133分+特典映像
昭和33年、東京下町の夕日町三丁目。
ある日、鈴木則文が営む鈴木オートに、集団就職で上京した六子がやってくるが、小さな工場を見てがっかりした様子。
一方、駄菓子屋の店主で、しがない小説家の茶川竜之介は、一杯飲み屋のおかみ・ヒロミのもとに連れてこられた身寄りのない少年・淳之介の世話をするハメになり…。
昭和30年代の下町を舞台に、個性豊かな人々が織りなす心温まる人間模様を綴る。

大学にDVDが入ってきたのを知って早速観ました^^
133分って書いてあるから、長いのかなぁって思ったけど、全然長さを感じませんでした。
面白かった。本当に良かったです。
鈴木オートの家族の形。茶川と淳之介の家族の形。六子の家族の形。などなど。
たくさんの家族が描かれていましたね。
どれもあったかくって、自然と笑みがこぼれるような。
私、他の人に変な目で見られていたかも^^;
人もみんな人情があって素敵だね。
特に鈴木パパが良い味出していました。切れた時の暴れ方はおかしかったな〜。
ホント、あれがキレると言う事だろうと思ったね〜。
社長さんも、六子と出会った事で成長したんじゃないかとも思う^^一平もね。
竜之介もしょーもない男だな〜と思ったけど、淳之介を叩いたシーンはびっくりして同時に感動しました^^
血は繋がっていない赤の他人だとしても、絆が深まれば家族としてだって過ごしていけるんだね。と嬉しくなった^^
よかったな〜
ラストも素敵でした。

イルマーレ 試写会4

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始まりは2006年にお気に入りの「湖の家」から引っ越す事になったケイトが、次の住人に宛てて書いた一通の手紙。
その手紙は、2004年に「湖の家」で暮らすアレックスの元へ届いた。
手紙は時を越えて、二人の気持ちを運ぶ。
次第に二人は、互いを人生で一番大切な、かけがえのない恋へと発展する。
ケイトの時間で”明日”会う事を決意した二人。
なかなか予約が取れないシカゴ一人気のレストラン「イルマーレ」で会う事を約束するが・・・

ネタバレ注意!

7月に「ブレイブストーリー」を見に行った時、予告で知ったこの作品。
その時から、ずっと観たいと思ってた。
恋愛系はあんまり観た事がなかったんだけど、こういうラブストーリーは大好きよ^^
で、感想ですが。
韓国映画っぽいな〜と思いました^^;
見たことはないんだけどね。きっと韓国映画はこういうラストが多いんだろうな〜とか思ったり。
素敵だったんですけどね・・・。
私、開始10分くらいで結末を読めてしまったんですよね・・・。
そのせいか、過程をあんまり楽しむ事ができなくて残念。
意外と自分は頑固なんだな〜と思った^^;
固定観念にとらわれやすいと言うか・・・。
結末は私が想像していたのとは違うハッピーエンド。
良かった〜と思った。
周りでは、鼻をぐすぐすしている人がいたんだけど、私はその固定観念にとらわれすぎていて、感動しきれなかった・・・。悔しい。
DVD・・・ワーナーだから安いなぁ・・・買いたいかも^^

トライアル 真保裕一3

トライアル

「逆風」
12年間全く連絡を絶っていた、歳の離れた兄が突然直人の所へやってきた。
直人は競輪の選手である。
将来を嘱望された人物であるため、マスコミにも取り上げられていた。
それで、居場所を知ったのだろう。
しかし、何のためにやってきたのか。
相変わらず自分勝手な兄を見て、疑問に思う。
「午後の引き波」
映子は競艇の選手であり、念願のA1が見えている期待の選手だ。
夫、一隆も同じく競艇の選手で、映子を始め新人にとって憧れの存在。”仏のカズ”とも呼ばれていた。
その夫が三十七針も縫う大怪我を負ってから、調子が上がらない。
雲の上の存在だった夫の成績を、妻である映子が越していた。
最近、夫のカバンの中から見たこともない金属の板を見つけ、不審な行動をとっていることに気づく。
「最終確定」
頑固者の父親の元を離れてから12年。
明博はオートレースの選手だった。
最近、ひどい嫌がらせを受けている。
明博はお世辞にも注目を浴びるような選手ではない。
父親がガンに冒され、手術をしていたことですら、犯人は明博の内部事情を知っていた。
「流れ星の夢」
父を知らず、幼い頃に母を失った高志は、調教師の祖父に育てられた。
そのせいか馬と触れ合う事が多く、今では新人騎手として修行を積んでいる。
馬の故障を次々と癒し、周囲を驚かせる正体不明の厩務員、塩田の過去に、疑問を持ち始める。

真保さんの本は5冊目ですが、「ホワイトアウト」「ストロボ」のように、職業やそのものの特性などを、細かく調べているなぁって言うのを凄く感じる。
専門用語が多すぎて、理解できない時も結構あるんだけど、それほど勉強しているってことなんだろうな〜。
4作の中では「流れ星の夢」が1番好きかな。
あとは卑劣だったり卑怯だったり、ハラハラしちゃって^^;
マスコミやら周りの人に腹が立ってました。
ただ、1番好きな作品も、大事な所が私は理解できませんでした。私だけ?
結局どうだったの?と最後に思ってしまったことが残念でした。

〈文芸春秋 1998.7〉H18.9.19読了

三毛猫ホームズの黄昏ホテル 赤川次郎3

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ホームズら、お馴染みの面々がパーティーに招待された。
由緒あるリゾートホテルの閉館記念パーティーである。
このホテルでは十年前、オーナーの一人娘がピアノを演奏中に殺されるという惨劇があり、今も解決していない。
そして、オーナーは、「今回は私が殺される」と予言した。
そして、十年前と同じピアノ曲が流れ始める・・・。

今日知ったのですが、10数年前に映画化されていたみたいですね、この作品。
義太郎役が陣内さんか〜。晴美の宮沢りえも何となく違う気が・・・。
う〜ん。
でも、興味はあり!^^;

〈光文社 1990.11〉

生まれる森 島本理生5

生まれる森

高校3年生の時、予備校でサイトウ先生に出会い、彼の事が好きになった。
しかし、彼には奥さんがいて、別れを告げた。
それから自暴自棄となり、誰が父親かわからない子どもを宿す。
家族の間が気まずくなり、大学に入ってからの初めての夏休み、友人の加世ちゃんが帰省するというので、部屋を貸してくれることになった。
束の間の一人暮らしの間、唯一秘密を打ち明けたキクちゃんと、その家族で出かけるようになる。

大学にある島本作品は制覇しました^^あとコンプリートまで1冊。
「ナラタージュ」の感想を書いている方が、よく「生まれる森」もコメントにでてきているのを見て、何でだろうな〜と思ったんですが、納得。
私はこちらの方が好きだったりする・・・。
サイトウ先生がちゃんと終わりだといっている事。
サイトウ先生にとっては、本気の恋じゃなかったのかなぁとも思うんですが。
ただ、気になったのは、子どもが出来て、おろしてしまったことに対してあまり触れていない事。
心の傷も、中絶したことっていうよりはサイトウ先生との別れみたいだし・・・。
そこが気になりました。
島本さんって、ダメ男をよく書くって言うけど、好感の持てる男の人もかいてると思うな。
キクちゃんの兄、雪生さんがなかなか素敵でした。
雪生さんも、心に傷を負っているからか、言う言葉に重みがある。
だから、合ってるのかなぁ。
夏生君もなかなか素敵だけどね^^
この作品も好きだな〜。

〈講談社 2004.1〉H18.9.17読了

むかし僕が死んだ家 東野圭吾4

むかし僕が死んだ家

「私には幼い頃の記憶が全然ないの。」
かつて6年間という長い間交際し、7年前に別れたきりだったかつての恋人、沙也加と同窓会で再会。
もう2度と会うこともないと思っていたが、1週間後に沙也加から電話がかかってくる。
彼女は数年前に父親を亡くしていた。
その父親が、生前何度か不可解な行動をしていたのだという。
父親の行動と、失われてしまった過去の記憶は関係があるのではないかと考え、一緒にその場所へ行ってほしいのだといわれる。
過去の記憶を取り戻すため、2人で「幻の家」を訪ねた。

弟に勧められて読みました。
滅多に本を読む事のない弟から勧められたら、読まないわけにはいかないでしょう^^
で、一気に読んでしまいました。
続きが気になって気になって^^
夜に一人で読むのは怖かったけど・・・。
とても面白かったです。
沙也加の思い出せないかこのことも気になったし、ひっそりとたたずんでいる家のことや、その家族についても段々わかっていくから、読んでいて止められなかった。
沙也加が自分の子どもにしてしまう行為が、この過去から来ているのかと思うと切なくなったし、家の人たちと沙也加がどう絡んでいくのかも気になったし。
でも、私はもっと凄まじい結末を想像していたので、あ、そうなんだ〜くらいで終わってしまった^^;
想像しすぎてしまって。失敗した・・・。

〈双葉社 1994.5〉H18.9.16読了

さくら 西加奈子3

さくら

長谷川薫は22歳。家族と離れて東京で暮らしている。
その家族から、手紙が来た。
「年末に帰る」という父の手紙。
薫は2年ぶりに、実家に帰る事になった。
実家に帰ると、12歳のおばあちゃんになった犬のサクラが待っていた。
サクラを散歩しながら、兄弟で過ごした時間を思い出す。

凄く評判になった作品ですよね?
泣いた。って言う言葉も聞いたのですが。
正直私は泣けませんでした。
確かにラストは家族が1つになろうとしている姿が見えて、感動的ではあるんです。
ですが、そこまではいかなかった。
イマイチ共感できなかった・・・のかなぁ。
まず、家族との再会の時、意味深で、兄が亡くなっているって言うのを伝えているのに、お兄さんが何故死んでしまったのか。
何故お父さんが帰ってくるっていう表現なのか、わかるまでにものすご〜〜〜く読んでいかないとわからないという^^;
それが読んでいて気になったし、両親や兄弟の特徴がありすぎて、リアリティを感じる事ができなかった。
だからなのかな・・・。
ど〜も妹が好きになれず^^;
お兄ちゃんが1番リアルだったかな。頑張り屋で。
兄弟が小さいころのことや、兄弟の青春時代?のことは結構好きだったんだけど。
学生時代に対する恋愛についてや、妹マキの性格や行動がリアルじゃないから、入り込めなかったのかなぁとも思う。
うちも兄弟3人だけど、全然違うしなぁ。
ずっと入り込むことが出来ずに終わってしまった感じです。残念。

〈小学館 2005.3〉H18.9.14読了

カラフル 森絵都5

カラフル

オススメ!
「おめでとうございます!抽選に当たりました!」と、「ぼく」はいきなり天使のプラプラに告げられる。
話によると、「ぼく」の魂の前世に大きな過ちを起こして死んだらしい。
本当ならこの世界の中から抹消されるのだが、「ぼく」は抽選に当たったラッキーな奴だった。
そして、「ぼく」が前世で犯した罪を思い出すまで、人の身体でホームステイをするという。
「ぼく」は、小林真という自殺を図った中3の少年の身体を借り、生活していく事になった。

再読してしまいました。
前に読んだのは高校生の時。森さんの作品を初めて読んだのが「カラフル」だったのよね。
凄く衝撃でした。
何て素晴らしい作品なんだ!と思って。
中学生くらいの年頃の感情をかくのが上手いなぁと思って。
それから森さんが大好きになったんです^^
だから!児童書をまた書いてほしいんだけど・・・ね〜。
この作品、6年前に映画化されてるのよね。主役の人は好きではなくって。
今は前ほど嫌いではなくなってますけどね・・・。
KAT-TUNの田中聖くんです。
今は坊主頭だけど、昔は可愛らしかったんだよ^^;
その頃もあんまり好きじゃなくって、「ネバーランド」にでるって知った時、なんでだよ!って思っちゃった。
結構失礼な話・・・。いっぱい敵にまわしそう・・・すみません。

  「この世がとってもカラフルすぎて、ぼくらはいつも迷ってる。
    どれが本当の色かわからなくて、
    どれが自分の色だかわからなくて 」

〈理論社 1998.7〉

ブラザーズ・グリム4


Story
テリー・ギリアム監督がグリム童話の世界を映画化したファンタジー活劇。自作自演で怪物退治をして賞金を稼ぎながら、古い物語を収集する旅を続けるグリム兄弟。将軍にそのイカサマを知られてしまった彼らは、少女連...(詳細こちら

最初の部分は、観なきゃよかったって思いながら見てました・・・^^;
だって、グリム兄弟は素敵な兄弟って言うイメージがあるんだもの。
なのに、自作自演で怪物の退治をして、困っている村人からお金を取るなんて、ひどいよね〜。
10人の少女が行方不明となり、その問題を解決すべく立ち上がった兄弟。
それを解決しなければ、死刑が待っている。
カッコいい兄弟をイメージしていたけど、結構ヘタレ。
段々兄弟が可愛くなってきました。
いつもはいがみ合ってばっかりなのに、たまに声が合わさったり息ピッタリだったり。
魔法が絡んでいるので、ファンタジーっぽい所もあり。
最後のほうは私、口を開けてみてました^^;
怖かったりとか、息つく暇もなかったりとか。
面白かったです。観てよかったと思いました^^最後は。
でも、もっといろんなグリム童話が出てくるのかと思ってたけど。
イメージとは違いましたね。
「赤ずきん」「ヘンゼルとグレーテル」「ラプンツェル」「白雪姫」「眠り姫」あとあったかな?
グリム兄弟がこういう経験をしたって言う事をジェイコブが書き記したノートから生み出していくのかな〜と思うけど。
ちょこちょこ昔読んだ作品の内容が出てきて、懐かしい気もしました。

ナラタージュ 島本理生4

ナラタージュ

オススメ!
大学2年の泉の元へ、1本の電話がかかってきた。
相手はかつての高校で演劇部の顧問をしていた葉山と言う教師だった。
卒業公演をするのに、人手が足りないからでてほしいという。
1年半ぶりの会話。
「それだけの理由ですか?」と問うと、「久しぶりに声が聞きたくなった」と先生は言った。

島本作品では珍しく、凄く長編だな〜と言う印象。
いつもの作品より長く感じた。
それほど、泉と葉山先生の恋愛が細かく描かれていると言う事なのかな。
初めに読み進めていったとき、かつての生徒と先生という関係から、甘酸っぱい恋物語なのかななんて思っていたけど、そんな簡単には言えない作品でした。
泉が葉山先生を思う気持ちは痛いほど伝わってくる。
だから、決して結ばれないのだとわかっていても、忘れられずに思っていることもわかる。
凄く切ない恋物語。
そして小野君という、自分の事を好きでいてくれる人と出会い、付き合って段々小野君の事を好きになって言ったけど、いつの間にか歯車が狂ってしまっていた。
先生を忘れられずに想う気持ちもわかるし、小野君が泉を離したくない為にしてしまった行動もやりすぎだとは思うけどわからなくはない。いや、泉にした態度はひどいものもあったけど。
でも、元々の事の発端は葉山先生から来た1本の電話。
泉は別れて新しい未来を生きようとしているのに、自分の都合で泉に電話をかけてくる。
葉山先生は、登場する誰よりも子供なんだなぁと思ってしまった。
身勝手で、迷惑な、でも愛おしくて忘れられない存在なんだろうな。泉にとって。
泉はわかりやすくて可愛らしい存在だったけど、相手に対する思いはハッキリとしているし、伝えもする。
そこが素敵で魅力的だとも思う。
最後はいい結末だったのかなぁとも思う。
「きっと君は、この先、誰と一緒にいてもその人のことを思い出すだろう。だったら、君といるのが自分でもいいと思ったんだ」そう言ってくれる男性に出会えて。
最後まで、葉山先生は子供だったなって、思ったけど。

p369「子供だったから愛とは違うとかじゃなくて、子供だったから、愛してるって言う事に気付かなかったんだよ」

〈角川書店 2005.2〉H18.9.12読了
自己紹介
苗坊と申します。
読書とV6を愛してやまない道産子です。47都道府県を旅行して制覇するのが人生の夢。過去記事にもコメント大歓迎です。よろしくお願いいたします。
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